よわよわ雑記 2023/2/8(水)

鉄は熱いうちに何とやら、という事で、マスターデュエル環境におけるインフェルニティの構築およびソリティアルートについて書いていきたい。

私が普段インフェルニティでやってる事なんて制圧・1ターンsophia・FTKのルート考案くらいなのだが、先日某企業サイトのアカウントが公開した捕食インフェルニティのトンチンカンな構築を目にし、またも白目向いて泡吹いて倒れそうになったので正しい啓蒙のために頑張りたいところ。お前のことだぞ、エアプメディア

捕食インフェルニティについて1(基礎編)

概要

時は遡って2022年12月8日、現環境において令和最新版の罠パカデッキとして猛威を振るっている神碑を筆頭に新規カードが追加されたセレクションパック「ミステリアス・ラビリンス」に以下の捕食植物新規が来た事でマスターデュエルでも捕食植物を出張させたインフェルニティが構築可能となった。

簡易融合から出て来てこれ1枚からスケール揃う。つよい
おろ埋で落とすだけで初動札。アンブロでスケール集める時も使う。つよい
融合内蔵。スケール0で戦士族の混ぜ物でたまに起きるレベル2以下素引き事故が起きない。つよい
Pゾーンから融合素材になりつつビブリスプとリンクリの自己蘇生の条件を満たせる。つよい

新規カードみんなルート構築に必須。
本当に偉い

強み

今までインフェルニティの混ぜ物の中心(と言うかほぼ一択)だったHEROや幻影3軸、イグナイトといった戦士族の出張ギミックの目的である、1枚初動による始動で

・魔サイ、(コストではなく効果で)トリックデーモンを墓地に落とす
→デーモンをサーチする

・Pスケールを揃える
→サーチしたデーモンをP召喚しつつハンドレスの条件を達成する

という2つの要素を戦士族よりも少ない枠の消費で達成できるという強みをもつ。

デーモンサーチしつつスケール揃えるまでの動き(オフリス始動の場合)
①オフリスns(ロンファnsefオフリスssでも可)手札コスト切ってダーリングssef簡易融合サーチ
②オフリスダーリング素材ケルビーニLS、コストで魔サイ墓地、魔サイefトリデ墓地、トリデefデーモンサーチ
③簡易融合efアンブロFSefスケール片方サーチ、自身リリースしてビブリスプss、ビブリスプ素材リンクリボーLS、ビブリスプefもう片方のスケールサーチ

これで0と8のPスケールとデーモンが手札にある格好となり、手札を全て吐き出しながらデーモンを特殊召喚しつつ、豊富なリンク値を汎用リンクに変換して更に展開を伸ばすことで宇宙体験をする権利を得られる。

また、捕食植物の初動札であるオフリスとロンファはレベル3で、手札誘発も灰流うらら等レベル3が多く、トリック・デーモンなどの中継地点にもレベル3モンスターが多数存在するため、スモールワールドによるサーチを手札誘発と初動札で共有できるのも魅力である。私も余裕がある時にスモワからうらら持って来て増Gを餌にした経験はある。

そして何よりもこの2枚、

実質アイドラ
おろ埋と副葬足して2で割った後にラドリーをくっつけたやつ

展開ルートの都合上闇属性のサイバース族・植物族・悪魔族などなど無理なく同属性3種族を並べられるためキュリオスを出しやすく、ブフォリキュラ・トリアンティス共に闇属性のペンデュラムモンスターかつトリアンティスのP効果によってPゾーンも融合素材にできるため、覇王スタヴェを出すことが可能となる。

ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンという効果コピーの先輩を何年も擦ってきたインフェルニティにとって、そのアイドラの回数が1回増える事がどれだけの宇宙かは推して知るべきだろう。

キュリオスについてもネックである出しにくさを無視でき、インフェルニティ以外のカードを落としたい場面で役立つ。封殺効果持ちの永続罠を落とせばトロイメアグリフォンでセットできるし、プリーステス・オームを落とせばそのままFTKに直行できる。なお、インフェルニティのパーツはキュリオスを使うまでもなく揃うため、予め着地点を決めてルートを組まないと非常に弱い使い方しかできない点には留意して貰いたい。お前の事だぞ、エアプメディア

ここまでの記述により、現環境における捕食インフェルニティの強みは次のものだと分かる。
・他の混ぜ物と比較して圧倒的に枠消費が少ない
・スモワを強く使える
・キュリオス、覇王スタヴェといったパワカをぶん回せる
・Pスケールが広く、引いたら困るカードが戦士族の混ぜ物より少ない

これにより拡張性の高さや柔軟な動きが可能になっており、環境への対応力という点でもある程度の強さは保証されているといえる。

一方で、オフリスロンファといった初動札が揃って召喚権を使うため相手の誘発1枚で沈黙する場面が多く、また、通常召喚までに誘発を誘える場所がスモワでのうららチェックしか無いため、誘発への耐性という点では短所となり得る。なので、自由枠に手札誘発や指名者、禁止令発禁令などを積んで誘発をケアするのが重要となる。
また、アライブ3枚ヴァイオン3枚増援1枚の1枚初動とおろ埋+闇モンスと緩い条件の2枚初動で8枠取れるHEROやティアスケ3枚デスガイド3枚増援1の7枠取れる幻影3軸と比較してオフリス2ロンファ3おろ埋1の6枠と確定1枚初動の枚数が少なくスモールワールドを採用しなければならない点も短所の1つといえる。スモワを含めると7割ちょっとの確率で初動は揃うのだが、オフリスの手札コストがモンスター限定のため予想よりも繊細だったりもする。


長くなりそうなので、今回はここで区切って残りは次回以降へ持ち越しとさせて頂きたい。
次回は採用札のあれこれやその枚数の理由について書き連ねていきたい。「デーモン投入する枚数が1枚でいい理由」は宿題として出すので、後で提出するように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?