【前編】【シティ2024S3優勝】すべてのクエスパトラーに捧げたい話【デッキコンセプト解説とマッチレビュー】
この記事に興味を持っていただきありがとうございます。
2024年3月4日(月)のシティリーグにて優勝した「クエスパトラexデッキ」についてお話させていただきます。
当日の対戦やデッキの解説についてもすべて全文無料で開放します。
記事自体は投げ銭方式とさせていただきます。
大会情報:シティーリグ2024シーズン3
開催場所:千葉県の津田沼TUTAYA
なお、この記事は何回か更新を行う予定です。
ただ今回書きたいことがわんさわんさと大量にあふれておりまして…
記事も三部に分けて公開する予定です。
前編:デッキコンセプトと大会当日の話
後編:デッキ採用カード説明と基本の回し方、各対面について
番外編:新生児育児しながらのシティ挑戦(練習方法等)について
みたいなイメージです。
特に番外編については、これから家庭を持たれる若いポケカプレーヤーの皆さんをメインターゲットに、今も個人の時間を持つことに制限があるパパママプレーヤーさんの参考になればと思っています。
ぜひX(旧Twitter)をフォローいただき、今後の更新を気にかけていただけるとありがたいです。
後編はこちら↓
自己紹介
都内でポケカをしているだいたろう(36)です。
2022年6月くらい?(ポケGOパック)から、20年数年ぶりにポケカに復帰しました。
ちょっと前にエネルギーシール型ミライドンでポケカ界隈に注目していただいたこともあります!
普段はインコを2羽飼っており鳥好きがこうじて鳥ポケモンを採用したデッキ構築を常に模索してます。
あと、今年の2月に第一子が生まれまして5月まで育休中でございます。
(いただいた投げ銭はおむつ代になります。何卒よろしくお願い申し上げます^^)
細かい質問やデッキ構築、調整の相談などXのDMで承ってますので気軽にフォローください。
ありがたいことにお悩み中のクエスパトラ―の方数名からすでに相談いただいてお話させてもらってたりします^^
クエスパトラexについて
初心者の方も見られると思うので、簡単にクエスパトラデッキの一般論に触れておきます。
前置き:クエスパトラ有識者としてのご挨拶
クエスパトラexは2023年12月1日発売のシャイニートレジャーに収録。
その直後からクエスパトラex構築を煮詰めて来ました。
さらに遡れば、デッキのエンジンとなるネイティオ(アカシックセンス)は2023年9月22日発売のミュウツーexスターターセットが初収録で、ネイティオを使用した構築を常に研究し続けたため、まるっと5か月ほど研鑽を重ねてきたことになります。
ネイティオとクエスパトラexの入賞構築や紹介動画から得た知見もすべて吸収しています。
しかしながら、シティリーグシーズン2にクエスパトラexデッキで挑むも3勝2敗の24位。
悔しさもバネに、Eマークのスタン落ちを経た新しい環境下でのトライ&エラーを繰り返して今に至ります。
強み「攻撃させないコントロール性」
クエスパトラexの特性「まばゆいしせん」により相手バトルポケモンの攻撃に負荷を与えることが1番の特長です。
また、草タイプのテラスタルのため、悪リザードンexやトドロクツキといった環境を代表するポケモンの弱点を突けます。
さらにテラスタルのためベンチ狙撃は受けません。
使用者が少ないこともあいまって、相手のプレイエラーを誘いやすいカードであると言えます。
また、「サイコボール」はいわゆる青天井技で強みになりえるのですが、エネルギー加速手段や相手に依存します。
(ネイティオと掛け合わせる場合は瞬間的な火力は出ないため、今回の構築では強みとして扱わないことにしています)
ちなみに、システムポケモンをセグレイブ(きょくていおん)やメタング(メタルメーカー)にすることで火力を高める構築もあります。
ただ今回は、クエスパトラexの強みは相手を腕力で倒すことではなく、情報操作によるプランニングエラーやエネルギー供給のリソースエラーを起こし相手から攻撃をされない状況を作り出す。
いわゆるコントロール性を最大の強みとして捉えています。
弱み「ありすぎて困る」
死ぬほどたくさんあります😅
ワンパン性能の低さ
「まばゆいしせん」が効かないとつらい
進化前が低HP
終盤の手札干渉
エネなしアタッカーという脅威
攻めの搦め手がない
かえって課題がありすぎることで、デッキパワーの弱さをはっきりと自覚することができ、チャレンジする立場として常にジャイアントキリングを狙う確固たる決意が芽生えました。(というポジティブさが大事)
強くなるには弱さを知ることが真理です。
▼ワンパン性能の低さ
「サイコボール」の火力は相手に頼るケースが大半。
弱点を突けない大型ポケモンをワンパンすることが難しいです。
特に相手のエネルギーが付いていないピジョットex(HP280)を倒したい場合、自身にエネルギーを9個付けておく必要があります。
毎ターン、アカシックセンス2回と手貼りをしても要求を満たすために3ターン掛かるため現実的ではありません。
▼「まばゆいしせん」が効かないとつらい
エネルギー加速が容易なデッキタイプやバトル場のクエスパトラexをベンチにどかされてしまい「まばゆいしせん」が通用しなくなるケースです。
特に高火力が出るパオジアンやチラチーノ、御守りフワンテ等が天敵です。
テツノツツミ(ハイパーブロア)によるベンチ移動も厄介です。
▼進化前が低HP
ヤミラミの「ロストマイン」で盤面が簡単に崩壊します。
ことロスト対面では、ヤミラミが起動する前に早急に進化を済ませる必要があります。
▼終盤の手札干渉
エネルギー加速をしながら山札を2枚引ける「アカシックセンス」は非常に優秀な特性ですが、手札に超エネルギーがなければ使用できません。
そのため、手札干渉され有効札を引けなければそのまま停滞してしまうことになります。
▼エネなしアタッカーという脅威
特性ロストプロバイドで、エネ無しで技を放つウッウは、クエスパトラexの天敵です。
ウッウ自身にエネルギーが付くことはほぼ無いため、クエスパトラexがウッウを倒すためにはエネルギー3個が必要になります。
エネルギー加速が間に合わない場合、ウッウを2パンすることになり、こちらのHPが大きく削られて漏れなくロストマインの餌食になってしまいます。
また、わざマシン「かじばのいっぱつ」の殺傷能力は凄まじく、クエスパトラexは簡単にワンパンされます。
かがやくリザードンも特性エキサイトハートによって「かえんばく」に必要なエネルギーが軽くなります。さらに炎タイプのため、クエスパトラexが弱点でワンパンされてしまう最も恐ろしいアタッカーです。
ちなみにこちらの残りはサイドが残り1枚ならば、炎エネ1個で「かえんばく」を使用できます。
エキサイトハートで5個分減っているため、まばゆいしせんが働いてもエネ4個分減る計算となるためです。
▼攻めの搦め手がない
ベンチ狙撃やダメカンばらまき、ごっつぁんプリファイのようなサイド複数取りプランがありません。
(ハバタクカミ「たたりとばす」があるが、サイドを取る力は弱い)
以上、もっと細かいことを言ったらキリはないのですが主だったものだけでもこれだけあります。
これらを一つ一つ丁寧にケアして行きながら、環境デッキに抗う生存戦略を構築していくことになります。
環境での立ち位置(得手不得手)
結論として、デッキパワーは低く環境外デッキ(Tiar6くらい?)という認識です。
また前述の強みと弱みを以下のように整理します。
▼得意な対面
・エネ要求ぴったりでわざを繰り出すアーキタイプ
・エネ加速手段が乏しい(手貼り主体)
・悪タイプ主体
さらに相手プレーヤーの熟練度が低い場合にパワーが上がります。(勘違いによるミス誘発)
【代表的な有利対面】・悪リザードンex※個人的には不利寄りの認識(後述)
・古代系(トドロクツキ、キバLO、バレット)
・未来系 ※バトンカイナは諸説
・アルセウスギラティナ
・ミライドン(タンデムユニット)
▼苦手な対面
・青天井が容易に飛んでくる
・わざのエネ要求を満たしやすい
・炎タイプ
・終盤の手札干渉が高確率で飛んでくる
・ヤミラミ「ロストマイン」
・カビゴン(とおせんぼ)
【代表的な不利対面】
・カビゴンLO
・パオジアン
・サーフゴー ※草抵抗も要注意
・ロストバレット
・アルセウスグレンアルマ
・サーナイト
・テツノブジン
悪リザードンexに有利という誤解
よく言われたりもしますが、悪リザードンを容易にワンパンできるため、有利対面と思われがちです。
しかしながら、以下の要素により不利対面である認識です。
【不利対面となる要素】
・後半になるにつれ、クエスパトラexもワンパンされる
・マキシマムベルトによりクエスパトラのワンパンリスクが急上昇
・かがやくリザードンやエンテイの存在
・ピジョット型の復権(ピジョットをワンパンできない)
・最終局面の手札干渉から復帰が困難(アカシックセンスの弱み)
・最終局面のサイド1のみ盤面が王道化
特に、最終局面でサイド1のみ盤面を作られながらかがやくリザードン&手札干渉をされてしまうとほぼ詰みます。
リザードン側の立ち回りが熟成されTiar1に君臨する所以です。
… でも… でもですよ… 正直悔しいわけです。。。
かなり有利な要素があるはずなのに、何で勝ちきれないんだよと。
こんなのおかしいだろと。
自分がチャレンジャーであることを自覚した上で、リザードンに勝ちたい。
その一心でトライ&エラーを繰り返しました。
そして、ジャイアントキリングを成し遂げる決意を核とした結論構築に辿り着いた次第です。
今回の構築について
シティS3優勝デッキリスト
対戦相手の方からは「殺意が高い」と褒められるほどに妨害系のカードを盛り込んでおります。
▼一般的に見かける構築との違い
たねポケモンにex非採用
ポケモンリーグ本部を非採用
クラッシュハンマー4枚採用
デヴォリューション2枚採用
ビワ1枚採用
ギフトエネルギー2枚採用
クエスパトラexとネイティオ。それぞれの長所と短所を理解した上で、長所を伸ばしリザードン対面を乗り越えることに焦点を当てています。
シティリーグを優勝するためにクエスパトラを選択したのではなく、クエスパトラで優勝するために極限まで尖らせた構築とも言えます。
コンセプト「上振れコントロール」
このデッキのコンセプトは下記のような構造です。
▼メインコンセプト「コントロール」
相手をコントロールしてこちらのペースに巻き込む
▼サブコンセプト「上振れ」
安定してデッキを回し真の上振れを目指す
詳細を順に追ってお話していきます。
メインの「コントロール」について
コントロールデッキは、国内では一般的に山札切れを狙うものとして認知されていますが、私の構築はサイドを取り切る勝利条件を目指します。
その過程で、相手への妨害(コントロール)を行いクエスパトラの優位性(まばゆいしせん)を発揮できる土俵に持ち込むことがメインコンセプトになります。
具体的には…
・魂の4積みクラッシュハンマー
・バニビン式デヴォリューション2枚
・不意打ちのビワ
それぞれ解説して行きます。
▼魂の4積みクラッシュハンマー
相手のエネルギーを期待値込みで2回破壊します。
・相手ベンチのアタッカー育成を遅延
・ギフトエネを破壊し手札補充を妨害
・ミストエネを破壊しデヴォリューションを通す
以上が主な役割です。
バトル場ポケモンについているエネルギーは、そのままクエスパトラexで倒すことによって盤面から相手のエネルギーを消し、次のアタッカーを遅刻させます。
まばゆいしせんの通りをよくして攻撃を受けないターンを作ることを目指す戦略です。
なお、一般的な構築ではこの枠がポケモンリーグ本部です。
しかし、ポケモンリーグ本部はリザードン対面で刺さりが弱い(たねポケモンであるかがリザとヒトカゲにしか効かない)ことが欠点です。
相手にスタジアムを剥がすという回答の余地を与えてしまうため、その余地を与えないクラッシュハンマーの採用に踏み切りました。
クラッシュハンマーであれば、ベンチで準備中のリザードンexへの妨害も期待できます。
またミストエネルギー付きのピジョットexへの回答にもなっています。
あとポケモンリーグ本部って自分にも刺さるんですよねぇ…
▼バニビン式デヴォリューション2枚
有名プレーヤーであるバニラビンズ氏のクエスパトラ構築から思想をいただきました。
超苦手対面であるパオジアン戦の対策として、2回のデヴォリューションを駆使してセグレイブを機能不全にして勝つという戦略です。
これはリザードン戦においても非常に有効な戦略であり、ピジョットexの排除とリザードンex退化による相手プラン崩しが叶います。
加えて、前述のミストエネをクラッシュハンマーで破壊できる設計が非常に理に叶っています。(大事なことなので何度も言わせてください…)
また、山札から縦引きで引き込む都合や博士でのトラッシュ巻き込み、サイド落ちケアを考えると2枚採用が必須になりました。
▼不意打ちのビワ
ビワによりこちらの優位性を担保できるグッズ破壊を目指します。
【狙うグッズ】
・すごいつりざお
・ふしぎなあめ
・ポケギア3.0
・キャッチャー系
・入れ替え札
・エネルギー回収系
特にエネルギーにかかわるグッズや飴を破壊することで相手のエネルギーリソース管理に支障をきたしたり、2進化システムポケモンを盤面に作らせないことを狙います。
パオジアン戦で飴を破壊できれば、セグレイブを消すデヴォの試行回数を減らせたり、スーパーエネルギー回収なら高打点を阻止もできます。
リザードン対面では、飴の破壊はもちろん、釣り竿を破壊できればエネルギー枯渇を狙えます。
終盤の攻撃を受けずに押し切ることを目指せます。
理想は2枚採用にしたかったのですが、安定性と枠の都合で1枚採用に。
手帳があることで最大2回打つチャンスはあります。
以上がこのデッキでやりたいこと=メインコンセプトです。
ただ一方で、クラッシュハンマー(コイントス)やビワ(ババ抜き)に不確定要素があることは事実です。
が、よくよく考えてみてください。
もともとこちとらデッキパワーが弱いんです。
そもそも上振れでもしないと優勝できるわけがないし目の前の一戦に勝てもしないんです。。。
よって、腹をくくる胆力も必要になってきます。
サブの「上振れ」について
メインコンセプトを発揮するため、以下を大前提としてデッキ構築の土台作りを心がけています。
・下振れている暇はない
・コンセプトの試行回数確保
▼下振れている暇はない
少しでも事故らないことを意識した安定性を取り入れています。
・必ず後攻を取り「にぎにぎドロー」スタートする
・ドローサポート+ギフトエネルギーによるドロー促進
特に、現環境は後攻1ターン目から攻撃できるデッキタイプが一定数いること。さらにリザードンデッキに採用される主流が「ヒートタックル」ヒトカゲになっていることから、こちらがHP30のポケモンでスタートしベンチ展開できなかった場合に後1種切れ負けが起こりえます。
そのため、安全を考慮した上で後攻スタートし、ドローサポートと「にぎにぎドロー」によってベンチ展開と次ターンへの準備を行います。
これにより、上振れに向けた土台を整えます。
ピィが本当に重要なのですが、枠の都合で1枚。
サイド落ちした日は優勝できない日。それだけです。
▼ドローサポート+ギフトエネルギーによるドロー促進
このデッキは、コンセプトに必要な必要札を確定サーチする手段がありません。
そのため、山札を上から引く「縦引き」によって必要札をかき集めることになります。
したがって、博士の研究が重要なカードであり、多少の巻き込みを許容しながら縦引きを行い、必要なポケモンを捕りながらクラッシュハンマーを引き込み、極力試行回数を稼ぐことを目指します。
枠の都合で博士の研究が3枚採用のため、ギフトエネルギーによってドローを伸ばせるようにもなっています。
終盤のナンジャモ(ツツジ)ケアも兼ねています。
以上の立ち回りで、対戦ごとにしっかりデッキを回す(山札を引き進める)ことによって、メインコンセプトをしっかり通せる状態を目指します。
その上で、メインコンセプトそのものの上振れ(コイントスとババ抜き)に期待するわけです。
ここまでがこのデッキの根幹の話になります。
コントロールは「守りの搦め手」
ポケモンカードにおける搦手(正面突破しない戦い方)は、ダメカンばらまきやヤドラン「たそがれのひらめきき」といった攻め手として認識されがちです。
クエスパトラexに攻めの搦手を搭載することは難しかったため、行き着いた先が攻撃されない状況を作り出すコントロールでした。
デッキパワーを高めるのでは無く、生存戦略としての妨害で自己防衛力を高め、デッキパワーの弱さを補う。
これは言わば、「守りの搦手」だと。
この守りの搦手が加わったことで、クエスパトラのポテンシャルを最大限引き出せたのではないかと思っています。
そしてシティ優勝という結果を出せたことに、プレーヤーとしての栄誉はもちろんですが、いちデッキビルダーとしてこれ以上嬉しいことはありませんでした。
ポケモンカードというコンテンツをめいっぱい堪能させていただきました。
当日のマッチング
以下に当日のマッチングとだいたいの対戦中の展開を記します。
シティを戦い抜くということがこんなにも消耗するものなのかと驚いており、かなり記憶が曖昧になっている部分はあると思います。その点ご了承ください。
【予選①】後攻:〇 アルギラ
後1にぎにぎドローで予定通りのスタート。
先2でお相手も順当な立ち上がり。
トリニティノヴァでサイド先行。
ベンチのギラティナVにエネ加速。
後2のアタッカーはミミッキュを選択。
ボスでギラティナを呼び出す。
そしてクラッシュハンマー2回表を出し、アルセウスのエネをすべて剥がす。
そのままギラティナにゴーストアイ7点。
先3はそのままギラティナVのひきさくでミミッキュがきぜつ。
後3。クエスパトラexのサイコボールでギラティナVを返す。
ここまでセオリー通りの動き。
その後ターンが続き、お相手がアルセウスに超エネを1回2回と手貼りしてしまい、ギラティナに付けるはずの超エネが枯渇。
打つ手なしということで、投了をいただきました。
まばゆいしせんによるプレッシャーとクラッシュハンマーでエネルギー装着のプランを崩しての勝利。
【予選②】後攻:〇 トドロクツキ
後1のビワでお相手の釣り竿をトラッシュ成功。
そして安定のにぎにぎドロー。
順当にクエスパトラexを2面立てることができ、かつクラッシュハンマーで3回表を出し、次々にベンチのエネルギーを破壊。
釣り竿をトラッシュできていたため、お相手の手貼り分のエネルギーが枯渇。投了をいただきました。
(ここまでクラッシュハンマー5回必中なのですが、その後全然表がでなくなりますのでご安心ください)
【予選③】後攻:〇 トドロクツキ
お相手事故のため先2もベンチ展開できず。
後1にぎにぎドローから必要札が揃い、後2でクエスパトラexが立ちそのまま種切れ勝ち。
【予選④】後攻:〇 パオジアン
サイド先行を許すもすぐにデヴォリューションでセグレイブを消し、スローテンポな展開へ。
ビーダルも刈り取り、手札干渉してこちらのペースへ。
お相手がパルキアVSTARによる立ち回りに切り替えるもペースを譲らず。
あくうのうねりも2点足りず、クエスパトラex耐え。
そのまま押し切っての勝ち。
(まさかパオジアンに勝てるとは思ってなかった…)
【予選⑤】後攻:× ロストバレット(青)
ハバタクカミでスタートできず、初手手札も厳しかったため泣く泣くにぎにぎドローを使用。
一応、ビワで入れ替えカート2枚トラッシュはできた。
(※ロスト対面ではピィがロストマインのカモされるため出したくなかった)
その後、クエスパトラexへのエネルギー加速が間に合わず、ウッウをワンパンできず非常に苦しい展開。。。
中盤にハバタクカミでヤミラミを取るも、すぐに復帰したヤミラミにやりたい放題されてしまう…
途中のジャッジマンもナンジャモもかいくぐられ、そのままなすすべなく負け。
この敗北で階段が崩れ予選終了。
4位で通過し決勝トーナメントへ。
【準々決勝】後攻:〇 ロストバレット(青) ※再戦
そんな予感はしていてその通り再戦…
次こそはとハバタクカミでスタート…
することは当然できず。
しかしながら、前回よりも展開はうまくいき後2からクエスパトラexでサイド先行していくことに成功。
ウッウのサイド落ちに助けられこちらのペースで進行。
途中のお相手ヘビーボールでウッウが登場しサイドの取り合いへ。
最終局面。
ツツジを打たれながら、トドロクツキexでクエスパトラex(残りHP150)が狂いえぐるで倒されてしまい、一時的に盤面にアタッカーが不在に。
(お相手はスタジアムを引き込めずカラミティストーム打てず)
ツツジで引き込んだカードは…
神懸かり的に釣り竿と博士。
釣り竿でミミッキュと超エネ2枚を山に戻し、博士の研究。
ポフィンとエネルギー3枚という必要札が揃う。
ポフィンでミミッキュを出し、アカシックセンス2回で準備。
バトル場にエネ手貼りで苦しゴーストアイ!!!
残りHP30のトドロクツキを倒しての劇的勝利。
1点申し訳ないところとして、ヤミラミのロストマインを打たれた際、前に呼び出されたマナフィは無視してベンチを倒されたところをマナフィを倒されたと勘違いして少し進行してしまい、ジャッジ判断で巻き戻しをしていただきました。これで少し状況が変わってしまったかもしれません。
申し訳なかったです。
【準決勝】後攻:〇 パオジアン
後1にマナフィを置けず、にぎにぎドロー。
先2で案の定手裏剣を受けてしまうも、返しの後2でデヴォリューション。
先3以降、お相手が「デヴォ2枚目は無い」と呟きながらセグレイブを2面立て。こちらは全力で2枚目のデヴォリューションを引き込みに行く。
最中、ベンチのヒーローマントパトラexをプライムキャッチャーで呼ばれ、パオジアンにワンパンされつつも…
魂のにぎにぎドロー (ここから遊戯王の捲りBGM♪)
返しにピィを取られて、残りサイド6-1の絶体絶命。
ボスで1面立ちビーダルを呼び、ハバタクカミによるデヴォリューション!
お相手は入れ替え札がなく、ビーダルに再び進化もハバタクカミの特性でドローできず手貼りエンド。
その後、クエスパトラexでビーダルを倒しながら、クラッシュハンマーで1回エネルギーを破壊し、攻撃を許さず。
そのままこちらが押し切っての大捲り勝ち。
本当に神懸かってました。
こんな試合二度とできません^^
バニビンさん本当にありがとう(お会いしたことないけど😅)
ちなむと。2回目のデヴォリューション直後、お相手がバトル場の退化したビッパをすぐにビーダルに進化させたのですが、進化しなければ手貼り1回で逃げれたのでそこも分岐点だったのではないかと思います。
(何か事情があったのかもしれませんが)
【決勝】後攻:〇 悪リザードンex(ピジョット型)
決勝で因縁のリザードン対面。なんと感慨深い…
お互い初手は順当に、そくせきじゅうでんvsにぎにぎドローでスタート。
先2でお相手進化できず絶好のチャンス。
後2でこちらはクエスパトラexで攻撃開始。
幸い1面展開のポッポをボスで呼び出し、理想的な滑り出し。
返しもお相手は苦しく、ポッポを釣り竿で回収して出し直してのナンジャモ。(この時点でポッポ1枚サイド落ち把握)
ナンジャモでも必要札来ずで番が返ってくる。
後3。ナンジャモの引き直しでまたボスが。
(心の中)
心の師匠「んー、ナンジャモかぁ。まぁ大丈夫、あボスきた」
心の師匠「そのまま返ってくるのかぁじゃあボスだなぁ」
ボスの指令。ポッポで。
再度ポッポを取ることに成功。
これでピジョットが立つ前に押し切れる可能性高まる。
先4でようやくリザードンexが進化し、バトル場に3枚エネ加速。
さらにナンジャモ。(ここでマキシマムベルトをつけ忘れたとのことでプレミいただく)
引き直し後にカウンターキャッチャーでベンチのネイティオが倒される。
後4でそのままリザードンにサイコボールでワンパン。
残りサイドは2-5。
お相手のかがやくリザードンはサイド落ちだったとのことで、
新たにリザードンexでクエスパトラexを取られる。
返しにベンチに構えていたクエスパトラexでリザードンをワンパンし返しての勝利。
序盤にボスボスできたことで、最後までテンポを取れました。
お相手のサイド落ちに本当に助けられ、優勝することができました。
また優勝できるかと言われれば無理と思うほど運が良かったです。
そしてその運を逃さないための準備がしっかりできていたことで、最高の結果を手繰り寄せることができたと感じています。
対戦相手ならびに出場されたみなさんや、ジャッジの方々。お店の皆様。
本当にありがとうございました。
以上、前編を終わりにしたいと思います。
続く後編では、このデッキに対していただいた質問への回答も掲載予定です。
Xにて気軽に質問いただけると嬉しいです。
フォローの上DMお待ちしてます!
それでは後編までお待ちください。
↓後編書けました^^
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