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抽象度を10段階に分けた時、あなたの思考の範囲はどのあたりにあるのか

長文ファンの皆様おはようございます。

仕事をしている上で人が考える様子を見ていると、個々人で得意な(または好きな)抽象度レベルがあると感じます。例えば抽象度を10段階として数字が大きければ抽象度が高いとすれば、この人は2-4、この人は7-9というようにです。

抽象度1は問題がかなりはっきりしている段階です。学校の授業は解があるという点で抽象度は1-2あたりかなと思います。

抽象度が上がってくると、次第に正解がない世界に入ります。例えば3-5程度でしたら「うちの会社の認知度を上げたい」という問いに対し、方法を考えるような感じです。

こうして抽象度が上がるほど正解がなくなり、自分なりに鍵を見つけて解いていくことになります。

7-8ではそもそもという議論が多くなります。ビジョンやミッション策定はこの範囲の人が得意としています。どうすれば人は幸せになれるのか、どうすれば社会は良くなるのか。といったものです。

この段階までがビジネスに必要だと思います。むしろこれ以上抽象度が上がってしまうと社会にフィットさせられない可能性も出てくる。

9以降は、人間とは何か、社会とは何かと考えます。考える時に私たちは土台を必要とします。資本主義という土台、企業のパーパスという土台、その土台の上から考える。10あたりではその土台自体をとっぱらおうという考え方になります。

ものすごくざっくりいうと

1-2 いついつまでにこれをやっておいて

3-4 この問題を解いておいて

5-6 何が問題か見つけておいて

7-8 何(目的)を目指すべきか考えておいて

9-10 〇〇とはなんですか?

かなと思います。

まれに抽象度を縦横無尽に行き来できる人がいます。そういう人は会話できる相手の範囲もやっぱり広いです。あと仕事もできる。

自分の得意な抽象度を説明すると、相手の期待値調整がやりやすくなります。みなさんにもおすすめします。

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