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薄まらないものを握ることが戦略ではないか

長文ファンの皆様おはようございます。

戦略を考える時「薄まらないものを握る」のが重要だと考えています。私は個人の人間なので個人でできることで考えてみます。

社会には薄まりやすいものがあります。例えば通貨、情報などでしょうか。物質的なものや情報は、供給可能なので、金や土地などを除いて薄まりやすいのだろうと思います。

何かが広がることは、自然と薄まることだとも考えられます。例えばSNSの参加者が10倍になるなら、自分をフォローしてくれている人数も10倍にならなければ占有率は下がっていることになります。

一方薄まりにくいものは

・外から入ってきにくい(参入しにくさ)

・流動性が低い(入れ替えにくさ)

・替えが効かない(個性)

あたりが影響していると思います。

私個人はメディアに近いところにいますから「薄まりにくいものはなにか」というと、記憶だと思っています。知っているだけではなく、感情と結びついて強く残った記憶です。

日々流れる情報量は膨大になっています。 膨大な情報の中で何をピックアップするかは「ピンとくる」センサーにかかっていると思います。アテンションです。

わらび餅を見ると注意が自然と向きますがそれは息子の好物だからです。また、やはり陸上やスポーツをやっている人を見ると注意が向くのも青春時代を捧げたからだと思います。

大きな視点で言えばIPの価値が高まっていると言われますが、確かに10代で見た漫画などは生涯に渡り残り続けます。

その人が死ぬまでアテンションを向ける傾向にあるなにかだと考えるとIPの威力が大きいのもわかります。

時々自分に対して「いずれ薄まってしまうものを大事に握りしめていないか」を問いかけるようにしています。髪の話ではないです。

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