人数におけるコミュニケーションスタイルの違い
長文ファンの皆様おはようございます。
私は人によって得意なコミュニケーションの範囲があるという仮説を持っています。
それぞれの範囲で求められるものを整理してみようと思います。
スピーチ(30人以上)
スピーチ、司会者(29-10人)
ファシリテート(9-3人)
インタビュー(2人)
です。
【スピーチ】
スピーチは多くの人にわかりやすく語りかける方法です。語彙量は多くない方がよく、スピードもゆっくりです。目線が重要で、多くの人に目があったと思ってもらう必要があります。声も大きく通っている方が望ましいです。これが得意な人は、時間と内容のコントロールと姿勢と仕草が得意な印象があります。
(ゆっくり、姿勢と目配せ、整理された言葉、キーワードの絞り込み、私と私たちという単語の切り替えに敏感)
【司会者】
スピーチに似ていますが、話しかけて相手の反応を引き出したり、発言や行動を求めたりします。スピーチと違うところは聴衆に実際に手を突っ込んで、時には一対一をやりながら行う点です。お笑い芸人の方はこの手法がとても多いです。
(場のコントロール、適度な介入、自分中心的)
【ファシリテート】
ファシリテートは突き詰めると話をする比率をコントロールすることだと思っています。みんなの発言量が気になり、なるべくバランスを取りたい人はここが得意です。
10人以下だと、全体が話を聞く時と、個別のグループに分かれる時と、行ったり来たりします。この分かれる瞬間に敏感でなければなりません。
(時間配分、話す比率配分、質問と意見のバランス、小グループと大グループどちらにいるかの意識)
【インタビュー】
要するに傾聴です。相手に興味を持ち相手の話を聞く。聞く。聞く。そしてきちんとリアクションする。これが苦にならない人が得意な範囲です。
ケアとコーチングが行ったり来たりするので、今相手を癒しているのか、励ましているのかに敏感でなければなりません。また自分がそうされていることもあります。人は相手の開示似合わせるところがあるので、自分を開示する勇気も必要です。
(傾聴、ノンバーバルの読み取り、自分の開示、物理的な距離の意識)
こう書きましたが、時にどの人数に対しても全く同じコミュニケーションで居続けながら成立する人もいますし、全く他ができない人もいます。スピーチ上手が、少人数は全くダメということもよくあります。
私はインタビュー的なコミュニケーションから、それ以外をトレーニングしていったという自己認識です。今も一人の話をゆっくり聞く時が一番落ち着きます。
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