血の争いと自家製ピクルス
なんで芸人目指したんですか?
どっちが誘ったんですか?
何度かライブなどで話しているのが、よく聞かれるのでここに書いておきます。
親父曰く、小さい時から男兄弟3人でお笑い番組にかぶりついていたそう。
何を言ってるのか何が面白いのかわからない時から、漫才をやっている芸人さんが好きだったそうだ。
昔の写真を見ても、ちゃんと写っている写真は一枚もない。変な顔したりポーズとったりと落ち着きのない子供だった。
男兄弟3人で、特に俺たちは双子でずっと一緒だったし、とにかく相手に何かして笑わせようとしていた。
ただ兄貴は俺たちよりお笑いが好きな割にはセンスにかけていたが。
もちろんダウンタウン・とんねるず・ウッチャンナンチャン世代だ。
特にウッチャンナンチャンが好きだった。
お笑いを目指すきっかけとなった番組は、ボキャブラ天国だ。
当時まだ売れてない爆笑問題さんやネプチューンさん海砂利水魚さん(くりーむしちゅー)などが毎週凌ぎを削るショートもじりネタ番組。
爆笑問題さんが圧倒的な強さだったな。
次は誰が座布団を取るのか毎週熱中していたし、自分たちでボキャブラを作っていたりもした。
この番組がきっかけで若手の芸人さんのネタがテレビで放送されるようになり、そのなかで俺らはプリンプリンさんという芸人さんにはまった。
初めて拓と漫才したのは、プリンプリンさんのスチュワーデスの漫才コントを完コピしたやつ。小学5年生だったかな。
兄貴の部屋を訪ね、披露した。
見よう見まねでやったが、意外にも笑ってもらったような気がする。
この時にすでに、なんとなく将来二人でお笑いやるんだろうなとお互い思っていた。
そこから更に漫才熱が上がり、
親の仕事の都合で熊本から横浜の小学校に1年だけ転向して、また横浜から熊本の小学校に戻るときの送別会で同級生のブッチャーとダウンタウンさんの誘拐の漫才を披露した。
NSCに入って人前でネタするまで、兄貴以外に見せた最初で最後だったな。
ちなみに拓は吉本新喜劇のパロディーを隣の教室でやったみたい。
そういや、毎週土曜日は吉本新喜劇見るために小学校からダッシュで帰っていたなぁ
中学生になり初めて拓と二人で漫才を作ってみた。
柔道部に入部する新入生とその先輩とい設定の漫才コント。双子というキャラを生かすなんて考えたことも無かった。
これまた兄貴の部屋を訪れ披露した。どうだったか覚えて無いが緊張した覚えはある。
そこから2本ぐらい作ったような気がするが、中学生で色々と忙しくなったのかネタを作ることをしなくなった。
高校は別々に進学したこともあって、さらにお笑いについて二人で話すことなど減っていった。
高校三年生になって、拓は就職を選んだ。
俺は進学校だったこともあり大学に行くのが当たり前という流れに逆らえず大学に進学した。
あれ、おかしいな。俺たち芸人になって漫才するはずだったのに。
高校生だった俺たちはお互い照れ臭くて将来の話しなどをしなかったし、芸人になる勇気もなかった。
拓の就職先は山口県
春休み、拓が荷物をまとめて家を出ていく日になった。
親父もお袋も心配そうに玄関で立っていた。
俺も、おう頑張れよ。と一言
拓が玄関の扉を開けて出ていき、その扉がバタンと閉まった瞬間、
こうやってみんな夢を諦めていくんだな。
絶対なるって決めてたのに情けない根性無しだ!そう思った。
それから時が経ち、大学4年になったが就職活動など全くしてなかった。
お袋から、あんたなにすんの!と言われていたが、のらりくらりかわしていた。親父は何も言ってこなかったな。
芸人にならないにしても、唐揚げの移動販売社長、フリーのスポーツライターにでもなろうと思っていた。
ただ、やっぱり芸人になってみたかった。
その年の冬、拓に電話して
来年春に卒業するから仕事辞めて帰ってこいよとだけ言った。
拓は春に仕事辞めて帰ってきた。
久しぶりに拓が帰ってきたから、両親と俺たち4人で飲みに行った。
そこで初めて親に、俺たち芸人になりに東京に行くと伝えた。
すると親父が島美人のロックをぐいっと飲み干し、
『血は争えねなぁ』と一言。
親父は中学生の時、同級生ときー坊&たー坊というコンビを組んでいたらしい。
それを聞いた俺たちは、そりゃー引きましたよ。
そこから泣かず飛ばず11年漫才やってます。
さあ今日は、暑くなってきた今からの季節にぴったりさっぱりのピクルスを作っていきましょう!
友達が家に来て冷蔵庫開けたときに、色とりどりの野菜スティック自家製ピクルスがあったらなんて言います?なんて言います?簡単だから作りなさい!おりゃ!
材料
★酢 200cc
★水 100cc
★砂糖 大さじ3
★塩 小さじ1
★ローリエ 1枚
★ブラックペッパー 1つまみ(10粒ぐらい)
★唐辛子 1本
お好きな野菜 適量
(今回はきゅうり、人参、パプリカ)
野菜をカットして瓶に詰める
★を鍋に入れ沸騰させる
沸騰した★をそのまま野菜スティックの入った瓶に入れる
蓋をして冷蔵庫で冷まし、一晩寝かせたら完成!
はいめっちゃ簡単ー!酒のつまみにもなるし、野菜不足も補えるし!
さぁいきますよー、ピ・ク・ル・スサイコー!
ではまた!
気が向いた時にでもサポートよろしくお願いしますm(_ _)m
このお礼はいつか必ず!