見出し画像

ギャンブルと春菊の豚巻き

ギャンブルをする人間は2つに分けられる


『勝つ人間と、負ける人間』

この言葉はギャンブルをやっていない人がいった言葉だと感じる。
ギャンブルをやっている人間を外から覗いて、
『皆さんみてください、ギャンブルをする人間は2つに分けられます』って講義してるみたいだ。

この言葉は本質を捉えていない

正しくは、

『勝てないとやらない人間か、負けてもいいからやる人間』となる。

そりゃみんな勝ちたいけど、だいたい負ける。
負ける、たまに勝つ、負けるを繰り返すと

『負けるなら絶対やらない!やるなら勝つために勉強だ!』
となる意思の強い人と
『5万負けてたけど、最後に取り返して6千円負けで終了。てことは勝ちだな!』
となる脳が溶けた人に分かれる。

俺はもちろん後者だ。胸を張って後者だ。
拓も岸も山添もジャンボもだ!すごいだろ!ハハ!

捉えようによっては、明るくて少しの負けなんて気にしない破天荒で男らしいバカともとれる。
が、そんなわけない。

もちろん勝ちを目指してやるのだか、
正直負けにはみんな慣れている。慣れているから、
パチンコ、競馬、競艇などで『今日もどうせ負けるんだろうなぁ~。』と、どっかで思いながらやっていることがある。
でもこれは負けたときの、『ほらみろ!やっぱり負けた。負けるってわかってたから別にそこまでショックでもないし、慣れてるし。』と自分に言い聞かせ、心に薄い布切れ1枚の防弾チョッキを着せて、少しでもダメージを和らげたいだけ。
意味わかんない。やんなきゃいいのねー

では、勝ったときはどうなるのか。
俺らでもたまに勝つ。たまに勝ったときは『今日はついてたな』『よし昨日の負け取り戻した』ぐらいの気持ち。
これが3連勝となると、『はい、今日も勝った!簡単』『台に座った時に、あっ今日も絶対勝つわって思った』となる。
通算1勝99敗なのにそこから3連勝しただけで、天才!もう絶対負けない!って思うんです。
もちろん、その3連勝の後、信じられないくらい長く真っ暗で出口の見えない連敗トンネルに突入するのです。
やんなきゃいいのねー

じゃあそもそも何でやるの?
ギャンブルをやらない人からすると、俺たちのことを軽犯罪者という目でみていますね。

それは俺たちが皆、絶望から生還したからです

ギャンブラーならみな体験したことがあることです

例えば給料日に、ギャンブルで熱くなりすぎて給料の半分負けた。
くそまだ家賃も携帯代払ってないのに!
そして家賃代に手を出し、全部なくなる。
最後の携帯代に手を出し、大逆転!
まさに絶望からの生還。死がすぐそこまで来ていた。いや、もはや一回心肺停止してた。良かったー。あぶなかったー。と
こういう経験はギャンブルでないとなかなか体験できない。
まじ体験しなくていいですよねー

また、
給料日にギャンブルで熱くなりすぎて給料を全部使ってしまった。
まだ家賃・携帯代も払っていない。絶望だ!死だ!
やっちまった!またやっちまった!山添に電話だ!
もしもし?ちょっと金貸してくれない?えっ、まじ?こないだ勝ったんだ!じゃあ7万貸して!
ありがとう助かったわー
これも絶望からの生還のひとつです。

皆さんもうお分かりですよね?僕らと長い付き合いですもんね?そうなんです!

一番ドキドキするのはこの借りた7万で勝負することなんです!
まじ何言ってんの?きもいんだけどー

文藝春秋の創設者であり、大の博打好きだった
偉人・菊池寛は
『ギャンブルは絶対に使っちゃいけない金に手を付けてからが本当の勝負』
という名言を残している。
くしくも、吉本若手希代の博打うち、山添寛と同じ名前。おそらく、生まれ変わりでしょう。

ここまで来ると、生還できなくてもいいんです。
ただ危ない橋を渡って、死を感じたいだけなんです。
人から借りた金も全部使ってしまった。絶望。
家に帰り、大飯食らって酒飲んで寝る。
起きたら、まだ生きてる。
言い換えれば、
ギャンブルで絶望を感じても死なないとわかると、絶望を何度も感じれるということになる。
ぶち壊れてますね

もう誰も目を合わせてくれてないですねー
しまった!しまった!

なので、少しでも俺たちみたいな哀れな人間を笑って欲しいので、みんなの前で出来るだけ楽しく負けるのです。
それが唯一、皆さんに届けることができる
我ら芸人ギャンブラーの悲しき姿なのです。

さぁ、今日も生きてるので旨いもん食べましょう!
今日は春菊を別の食べ方できないかなぁと思って、2年前くらいに作ってみたら、そりゃ旨いわとなった春菊の豚巻きです!
簡単でうまくて創作的に見えるなんて最高じゃあーりませんか!四の五の言わずに作ってみなさい!おりゃ!

材料(8本分)

豚バラ薄切り   8枚
春菊       1袋
塩        少々
ブラックペッパー 少々

春菊1束につき、豚バラを1枚しっかりと巻いていく

こんな感じで

巻き終わったら、フライパンに油を少量引いて(引かなくてもいい)巻いた春菊を中火で焼いていく

両面焼き終わったら、食べやすい大きさに切って
はい完成!めちゃ簡単!

久しぶりに作って思ったが、一回春菊をサッと湯通してよく絞ったものを使うと豚バラがもっと巻きやすくていいかも!
レモン絞ってもいいし、塩胡椒しないでおらの特製ポン酢かけても激ウマだよ!

ではまた!

気が向いたときにでもサポートよろしくお願いしますm(_ _)m

このお礼はいつか必ず!