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【二級建築士】製図の勉強法

学科試験より約2ヵ月後に製図試験があります
学科試験が終わるまでは学科に集中したいことから
製図にはなかなか手が付けられないでしょう

ただ、道具は早めにそろえてください
学科の合格がわかってからとかやらないでください

だってどちらにせよ、合格まで頑張るのであれば
製図道具いりますよね?

製図道具はここを参照


さて独学者はベースとなるお手本を決めなくてはいけません
NにするかSにするか、製図の本が手に入りやすいのはどちらかでしょう

NでもSでもいいのですが、書き方に違いがあります
階高とかバルコニーとか
RCなら包絡の仕方とか

たぶんSの方が手順の説明的にも書きやすいと思います

ただ注意点がいくつかあります

一番大きなポイントは、資格学校は通ってもらってなんぼということです
独学者用のテキストとか課題集とか言っていても
肝心なポイントは学校に通わないと身につかないようになっています

例えば、Sの本では懇切丁寧に書き方が書いてあるのに
伏図になった瞬間、あれ?落丁してない?って感じですし

2022年はちゃんとしていましたが、
矩計の外壁が乾式が主流なのに
見本が湿式で書いていたり

Nの本でも矩計のバルコニー変だなと思っていたら、
試験前に配られた解答例ではちゃんと修正されていたり
(修正されていた点はバルコニーを受ける梁が入らない図面が解答例になってた)

なかなか独学では厳しいと思わせる仕掛けがあります
学校に通わなくちゃいけないかな?と思ったら学校に通ってください
その方が確率はあがります

自分が一番いいかなと思うのは基本Sで伏図の部分は
Nや最端エスキスコードで覚えるといいかなと思います

この本は作図で間違えやすいポイントとか細かく書いてあり
激しくお勧めです(ポチっとしろ)


初学者がNでバルコニー覚えると多分バルコニーで切れという矩計で
火傷すると思います
Nで行くなら梁勝ちと柱勝ちとか理解して欲しい

また階高がSの方が覚えやすいので書くスピードも速いでしょう

学科試験の頃に各社製図課題集が届くスケジュールと思いますが
早めに勉強したい人は、去年の課題集を中古で手に入れたり

Sの製図テキストを先に入手して手順を覚えるといいでしょう

まずは課題集の例題1解答を、テキストの書き方に沿ってトレースしてください
図面書く時には必ず時間を測り、用紙の片隅に記入しておきましょう
ここでテキストの書き方に沿ってという所と時間を測るという所がポイントで
最初は結構時間縮まると思うのですが、だんだん短縮できなくなります
一式図が3時間で書けるようになるまで(文字も入れて)
まずは練習してください
トレース3時間切れるようになったら、解答例をエスキスにしてみてください

本番のエスキスは1/100で書きますか?それとも1/200ですか?
どちらでもいいのですが、トレースから読み取って、
間違い見落としがないように自分に合っているエスキスもここで学びます

だいたい一式図10枚~15枚位書くころから、3時間前後に近づくと思います

ここで全然時間縮まらない人は以下の点やってみてください

・横線をまず引く、横線が終わったら縦線
・1階平面と2階平面 横線同じ平行定規の位置でかけるものは同時に書いてますか?
・2階平面の縦線と伏図の縦線、同時に書いていますか?
・テキストの手順ちゃんと暗記していますか?

やってるけど縮まらないのであれば、
下書き線をやめるなど自分なりの手順で工夫しましょう

消しゴム使っているポイントが壁の位置ずれてるとかなら
図面の縁にマークするか、先に寸法線を書きましょう

各図面の基準となる時間を作りましょう
例えば 
平面1、2階 100分
立面20分
伏図25分
矩計35分
など

基準となる時間に間に合わないよというなら
例えば矩計ばっかり何度も書きましょう
矩計は毎朝1枚必ず書くルーティーンとかいいと思います

どんどん図面書くと自分のミスしやすいパターン出てきます
耐力壁入れ忘れ
通し柱入れ忘れ
屋根勾配入れ忘れ
など、ミスしやすいポイントのチェックリスト作って、
書き終わったらチェックするルーティーンも入れてください

さて、一式図3時間でできなくても4時間切れるころから
徐々に問題を解いてエスキスする訓練もしていきましょう
どのみち問題を解いてエスキスしたら図面を書くことになるので
枚数は増えていきます

ちまたでは20枚書いたら合格とか30枚とか言われていますが
初学者は40枚書きましょう
2ヵ月で40枚ってかなり厳しいですが
建築士試験って所詮そんなものです
(書いてないお前が言うなという突っ込みはなし)
合格したいなら書け!

15枚超える頃よりエスキス⇒作図 添削となってくるので
添削をTwitterやLINEオープンチャットで仲間とやったり
YouTubeのおしゃべり建築士のような市ヶ谷の添削動画と
照らし合わせたり、もしくは送ってみたり
(500円払って会員になっている人が添削は優先されるようです)

いつもはラーメンのツイートしかしてないのに
図面上げるとフォロワーでもないのに
勝手に添削してくる奇特な人も稀にいますが、
建築士試験応援隊さんと仲良くしておくとプロの添削してくれるので
お勧めします

あとは自分の階高に合わせた
階段のパターンやスロープのパターンを作りましょう
先に紹介したエスキスコードでもあるのですが、
伏図と矩計の整合性で都度梁せいを考えるのは面倒なので
矩計断面を固定してしまう方法もありますが、
それは気が向いたら有料で記事にします

あとはエスキスのパターンですが、木造RCともに
基本パターンがあるので基本パターンであてはめて
1時間以内でエスキスできるように訓練しましょう
基本パターンも先の矩計断面固定の有料記事で書こうかな?

エスキス1時間、記述15分、作図3時間、見直し30分、保険15分
こんな感じでできるようになればきっと合格ラインに達しています
木造は作図量が多いので特に時間意識してください
RCはサプライズに注意(傾斜地とか)

一昨年に自分がこのnoteに出会いたかったつもりで書きました


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