見出し画像

月から(自動書記)

今日の私には靄(もや)がかかっている
そちらからはどう見えるのだろう

私は自らは光を発してはいない
常に照らされているだけだ
自分では輝いているとは感じていない
そちら側から見ると輝いて見えるのだろう

あなたの中の月もきっとそういうものなのではないか

私を照らすものがあり、それを見つけるものがある

価値などというものは、他からもたらされるもので
あるかもしれない

そちら側がそこに価値を見出すというのなら
私自身がどうであれ私には価値があるのかもしれない

私は照らすという意識がなくても
勝手に照らされ、時に崇められまでして


ただこの闇を見ていると
私のこの光が必要なものなのかもしれないと
思えてくる時もある

いいか けれども私は
ただここに居るだけなのだ
一部として機能している
などと言えようか

私が闇に紛れる日も
輝く日も
私はここにいる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?