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生きていくのに最低必要な金額は毎月どれくらいなのか
若い時ものすごく貧乏だった
大学生の時はじめてひとり暮らしをしたときのアパートは風呂トイレキッチン共同で家賃が月2万2千円とかで、四畳半の狭くてろくにカギもかからない部屋で安い電気ストーブで暖を取りながら暮らしていました(エアコンなんかもちろんないので夏場は扇風機一択のみ)。
遊びに来た大学の友人には「どくだみ荘だね」と言われた思い出が(たぶん今の若い人にはわかるまいて・・・)。
その後4畳半だけどとりあえず部屋に風呂トイレキッチンが付いている家賃3万3千円の物件に移り住み(この部屋にもエアコンがなく、夏は暑くて天に召されるかと思いました)、卒業して社会人になったのちにやっとエアコン付き、風呂トイレキッチン付き、駅から歩いて10分の家賃4万6千円のアパートを借りることができて結局そこには6年住みました。
社会人になったら貯金が趣味に
若い時にうんと貧乏をしたので慎ましく生活をすることには慣れていて、社会人になってそれなりにお給料をもらえるようになっても月の生活費を10万円以下に抑えて生活していたのですが、会社には毎日お弁当を作って持っていくとか、歩けるときには一駅歩くとか、業務スーパーを活用するとかでけっこう楽しみながら節約していた覚えがあります。
お給料は二十代後半には年俸400万円くらいもらえていたので、毎月20万円くらいがっつり貯金に回していました。こうなってくると貯金や節約はもはや趣味の領域ですね。
で、月に最低いくらあったら生活できるんだろう?
最近は地方へ行くと安いアパートもけっこうあるし、そう考えてみると正社員でしんどい思いをしてフルタイムで働かなくても10万円くらいあったらなんとか生活していけるよなぁ・・・と思います。
これくらいだったら多分バイトでもなんとか稼げる金額だし、それこそYouTubeやブログの収入でこれくらい稼いでいる人は割と普通にいそうだし。投資したとしても、リターンで毎月10万円くらいならうまくやれば達成できないこともなさそう。
ということを考えると、「ものすごーく頑張って働いて、お給料をもらって割といい暮らしをする」という「今までよしとされてきた暮らし」の代わりに「あまりストレスを感じず、嫌なことはやらず、生活のレベルをうんと下げて慎ましく暮らす」というオプションがあってもいいんじゃないかという気がするんですよね。
もし誰かと出会って結婚することになったとしても、ひとり10万円ずつ持ち寄って月に20万円あったらそれなりに暮らしていけるんじゃないかと。ただ子供ができたらどうするのとか、片方が病気とかで働けなくなったら困るとかそういう問題もあるのでなかなか難しいところかもしれません。
でも実際にその金額で生活しなくても、シミュレーションとして毎月最低どれくらいあればそれなりに住むところが確保できて、ちゃんと飢えずにご飯を食べることができて、人間らしい生活を送ることができるのかという現実的な数字を把握しておいた方が絶対にいいです。
その数字がわかれば、よくわからないテレビの煽り文句とかにむやみに不安になる必要もなくなるんじゃないかな。
結局最強なのは身の丈で生活すること
結局のところ、年収が一千万円でも年間支出が1100万だったらそれは赤字家計だし、年収が200万円でも毎月1万なり2万でも貯金ができて慎ましく暮らすことができていればそれは優秀な黒字家計なんだと言っていいと思います。
そして最強なのは月給が10万円だろうが100万円だろうが生活のレベルをあまり変えず、ただ淡々と生活をしていくタイプなのではないかと最近思ったりしています。本当にお金を持っている人の方が倹約家だっていうしねぇ。「お金持ちに見える」ことと「口座にお金が入っている」ということは完全に別物であることが多いですからね。
入ってくる以上に使わない!!ものすごく基本的なことだけど、結局はこれに尽きると思います。
いただいたサポートは我が家の4匹のうさぎのお野菜代に充てさせていただきます(*'▽') むしゃむしゃー!