2019年振り返る
この時期にSNSを開けば、誰かは本年の総括をしている。貼りすぎなくらい、写真を貼って、「お世話になりました」「来年もよろしく」と言う。正直、そうやっていろんな人にまとめて伝えようとすると、逆に誰にも感謝の念は刺さっていない気がするし、場所を変えただけで同じようなメンバーの顔が並んでいる写真をそんな何枚も何枚も見せられて、どう思たらええの?というのが正直な感想。
そんな投稿するのは女子大生だけやないか、そんな声が聞こえてきそう。この国の人は本当にこう、SNSの使い方が縛られていると思う。思い出を振り返る時、友人の顔色を伺って漏れがないように沢山の写真を貼らざるをえないのだと思う。
一番「なんなん?」って思うのは、インスタグラムの掲載枚数制限をクリアするために1画面に何枚も写真詰めすぎて、もうなんの写真かわからんくらい小さくなってるやつ。
だからそれも女子大生だけやん、
そんな声がやはり聞こえてきそう。
あと見てて思うのは、「2019年のランキング」って今年食べたラーメン屋さんの写真順番に貼っていくやつ。
ほな女子大生ちゃうやんか。
ラーメンなんて趣味がなさすぎて好きな食べ物を無理やり趣味に昇華させたいやつが選ぶ食べ物No. 1やねん。女子大生は趣味ありまくるからラーメンなんて見向きもせんのよ。ラーメン食べる暇あったらタピオカで腹膨らますのが女子大生やねんから。
ほな女子大生ちゃうやんか。
そう、2019年といえばやはり、空前のタピオカブームを語らないわけにいかない。第三世代とも呼ばれるそうだが、繰り返されるタピオカブームの中でも過去1で旋風が巻き起こったそうである。インスタグラムを開くたびに絶対誰かしらはストーリーに乗せており、みんなそれを昼ごはんがわりにしていたのが記憶に新しい。
ほな女子大生やないか。
飯がわりにタピオカ飲めるのは女子大生だけやねん。社会人の女は「私高級な、お洒落なランチしてます」のアピールに忙しいんやから、タピオカを食事代わりになんてしてられへんねんから。やっぱり女子大生の話してるやんか。
でもオカンが言うにはな、NISAとiDECOの話ばっかりするらしいねん。
ほな女子大生ちゃうやんか。
女子大生は年金とか積立とか投資なんていう概念ないねんから。そんな概念あったら、あんな何の意味もない飲み会で散財するわけないねんから。老後に2000万がいる言う話が唯一響いてない人種やねんから。他になんか特徴言うてなかった?
なんかオカンが言うにはな、
今まで以上に嵐へのコンサートに行き、今まで以上に嵐の思い出を語り、メンバーの結婚に対してブチギレでたらしいねん。
ほな女子大生やんか。
二宮くんの結婚をなんか知らんけどやたら被害者面して批判してたんやからみんな。今年の一文字も本気で「嵐」が入ってくると思ってたくらい嵐で頭いっぱいやねんから。そんなん女子大生に決まってるやんか。
言うてね、つい先日旋風を巻き起こしたミルクボーイのフォーマットをお借りして、2019年を振り返ってみたわけですが、まあ今年もいろんなことがありましたね。個人的には転職と移住が大きなテーマでした。転職についてはまた別の機会を設けて感想を述べたいと思っています。なにやら、同年代の人たちが「大手を辞める」と言うことについて話を聞かせて欲しいと沢山問合せがあったので、まとめてお応えできればなと思っています。
2019年はそのほかもいろんな思い出が沢山できました。「感情豊かに」をモットーに走り抜けた一年でしたが、本当に喜怒哀楽に溢れてました。人間らしい感受性が蘇った気がします。直近ですごく悲しいニュースが身内にありました。なんとか乗り越えようとしています。直近ですごく嬉しいニュースもありました。来年叔父になります。
いや、嬉しいニュースの方がはるかに多い年でした。身の回りのいろんな人が結婚したんです。幸せ溢れる場所に招待して頂きました。
直近では先月、中学の時に一番仲良かったんじゃないかってくらい仲良かった友達の結婚式に呼ばれてきました。そこで余興をお願いされたわけですが、考えに考えて漫才をしました。相方は幼馴染。
これも本当に楽しかった。
結婚式なんて、いろんな関係の人が来てますから、あまり身内ネタにも走れないし、初めましての人も多い。不特定多数の人を笑わせることがこんなに難しいとは思いませんでした。反面、狙い通りに笑いが起こったら嬉しかったもんです。
そんな経験もあって、年末のM-1はすごく楽しみにしてました。めちゃくちゃ面白かったけど、それ以上に笑い以外の感情を大きく動かされた番組でした。かまいたちに優勝してほしかったなぁ。
しかもリアルタイムで観れなかったんです。
中国へ出張に行ってました。毎年のルーティーンが、崩れる感じ、しかも中国出張で。なんとも2019年の変化を象徴する出来事かなと思います。
最後に、来年の抱負ですが、
来年の抱負は「Let it go」これで行きます。
いや、アナ雪も2が上映されてますから、未だにレリゴーて、おもんないおもんない。と思わんおいてください。
あ、余談ですけど映画といえばイエスタデイという映画が今年やってました。いい映画ですね。"Let it be"を親に聞かせるシーンが印象的でした。あの映画を介して飛行機で隣の席になったイギリス紳士と仲良くなって香港で飯食うたんですよ。おもろい経験でした。
来年の抱負「Let it go」はやめて「Let it be」にしよかな。
とかく最近、流れに任せる、ということの大事さ。
人事を尽くして天命を待つ、ということですね、この大事さが身にしみてます。
それまでの私というと、計画的に合理的に効率よく物事を進めたい人でした。寄り道は悪、興味ないことは無視、意味のない事は排除、みたいな発想の人です。でも今年の経験が教えてくれたのは、予め立てた計画に縛られすぎるのはかえってよくないということ。常に眼前の出来事に全力で取り組む、そしたら思っても見なかったけど最善の結果がかえってくる。そんなスタンスを大事にしてみようと思います。だから成り行きに任せる、という意味でLet it goです。あ、Let it beです。
まあ、そうやって新たなフレームワークで自分と向き合い、新たな人生を探っていくという意味では
"into the unknown"かも知れませんね。
お後がよろしいようで。(伝わったかなぁ)
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