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撮影機材の話

秋になったので機材の話でもしてみます。(謎)
基本的に映像撮影のお仕事の場合は機材レンタルするので
持ってるものはだいたいスチール用のデジタルとフィルムカメラ、16mmカメラ位ですが
これまで幾度と売っては買いの繰り返し循環している遍歴的なものを書いてみます。


最初に機材を買い出したのは2008年EOS 5Dmark2が発売された頃です。
それまで自分で買える値段のムービーカメラはフルHDではないHDVくらいしかなかったんですね。
低予算の仕事とかはこんな機材くらいしか使えなかったんです。
それがフルサイズのレンズ交換ができHDが撮れるカメラなんて映像屋の僕ももれなく飛びつきました。

現行レンズは綺麗すぎたのと、
幸い映像はマニュアルフォーカスが基本だったのでオールドレンズを集め始めました。最初に集めたのは値段も安くてより癖のあるインダスター、ミール、ヘリオスなどのロシアレンズに手を出します。

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映像はカットでレンズを変えるのでレンズの色や画質のばらつきが後で大変なのと、フォーカスリングの位置がレンズによって違うのも映像向きではなく、程よく柔らかくて画質に大きく影響なく映像に向いているCONTAXの Ziessレンズに変えました。
28mm.35mm.50mm.85mm.100mmマクロ、35-135のズーム持ってました。
このセットは本当に色々な撮影で活躍してくれました。
今でこそ映像関連のリグやスタビ機材は中華機材がシェアを獲得してますが、
その頃の中華機材はプロ用とは程遠い値段相応のクオリティのものばかりでロケでは予期せぬ故障ばかりで物凄く苦労しました。

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その後、時代はミラーレスカメラになりスチールではフィルムのCONTAX RTS3とライカMを使ってたので
ライカのMレンズをムービーで使えるのを聞くや気がつくと新宿マップカメラでSONY a7sを手に入れてました。a7s2,a7r3と乗り換え手ブレ補正の精度も上がっていきどんどん身軽になっていきました。

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2018年に自分の映像会社を畳んでからは映像仕事はほぼ演出業に集中する様になり、
徐々に機材はスチール仕事用に変わっていきました。


次回へ続きます。




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