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徹底検証 東大文I VS 東大理III

さて、今回は東大文Iと東大理IIIを比較します。この記事を読まれている方の多くは、東大理IIIこそ頂点、という考えの方が多いのではないでしょうか。結論から申しますと、私は学歴としては東大法学部が頂点と考えておりますので、両者の比較では東大文Iに軍配が上がると考えております。では、なぜ、その結論になるのかを有料noteにしました。以下の事項について比較しています。
・学力…東大文Iと東大理IIIの難易度を比較します。あるみなさんが必ず名前を聞いたことのある進学校の校内席次を使用します。
・職業…東大文I合格者の多くが将来的に目指す官僚・法曹及び法学研究者・代議士・大手民間企業勤務と医師の比較をします。
・学歴…東大法と東大医という学歴について比較検証します。
以上の内容になっております。ぜひ、お買い求めください。


・学力についての比較検討
さて、みなさんがまず気になるのは学力だと思います。東大文Iと東大理IIIが一体どのくらいの難易度か、これをK高校の校内席次から見てみます。K高校では校内模試があり、それは東大入試の合否と密接な関係があります。その成績優秀者は一覧にされ、成績優秀者がまとめられた紙に掲載されます。K高校からの東大合格者数は多い年で凡そ200名です。浪人こみで約半数が東大に合格するということです。K高校の生徒数は400名ですから、200位が文IIIや理IIのボーダーと考えることができます。では、文Iのボーダーはどれくらいでしょうか。文Iは100位が目安ということです。さて、日本最難関の理IIIはどうでしょうか。理IIIの目安は20位です。20位と100位ではかなり差がありますね。入試難易度、つまり学力及び偏差値においては東大理IIIに軍配が上がります。

・職種についての比較検討
理III生は基本的に医学部に進学し、医師になります。法学部生は400名中官僚と法曹と研究者合わせて200名程度でしょうか。残り200名は民間企業に就職していきます。東大法学部は民間就職の際の評価は日本一です。就職戦線において最高評価を受けるのが東大法学部、これは大きいでしょう。ただし、医学部は一般的な就職戦線には出てきませんので比較はできません。さて、東大法学部の役割は官吏養成です。以前は東大法学部から官庁には100名程度進んでいました。ここ最近は60名程度に落ち込んだようです。ただし、所謂人気官庁の人気は落ちていません。具体的には財務省、警察庁、経済産業省、総務自治、外務省などですね。このあたりに採用されることの魅力は大きいです。日本という国家の中枢を担うことができます。そして国家総合職採用者は本省課長級以上への昇進が保証されます。本省課長は大企業の社長の対応にあたります。つまり、権威や権力という点では、民間大手企業での社長、少なくとも役員が確定するということです。その意味で権力や地位という意味では大きいでしょう。ついで、近年東大法学部からの進路として最多は法曹です。司法試験に合格して法曹三者になることは一つのステータスです。ロースクール制度ができる前の司法試験は極めて難しかったです。その代わり、弁護士の平均年収は約20年前で2400万でした。大企業の部長から役員級の報酬額で魅力的でした。また、文系の学生にとって法曹という肩書は学力の証明にもなり、憧れの的でした。さらに、代議士の輩出が多いのも東大法学部です。現在、二世、三世議員が増えており、彼らは私立大学に内部から進学しています。しかし、一代で代議士になるのは東大法から官僚を経て、というルートが多いのです。そう考えますと、立法・司法・行政は東大法学部が握っていると言えるでしょう。また、企業の役員やトップにも東大法卒が多く、財界でも東大法学部が優位です。法学部から学士で研究者になれる学士助手という制度があります。この制度を利用して将来的に東大法学部教授になる方もおられます。東大法学部教授は法律を作る側です。こちらも大企業の社長と同等以上の権威でしょう。ここまで見てきましたが、東大法学部は官界・法曹界のみならず、民間企業においても強い力を持っています。特に40歳以上の管理職世代においては東大法の威光は強いです。
さて、東大医学部はどうでしょうか。東大医学部は研究志向が強い学部です。研究医となり、人類のために医学の発展に貢献する。こちらもやりがいのある仕事です。また、勤務医というルートを選んだ場合も医師免許は強く、基本的に年収1000万は確定すると言えるでしょう。
さて、法学部と医学部の進路について比較します。事務次官や研究者や法曹や財界のトップなど、所謂勝ち組に回った場合の東大法卒の力は強く、この場合は東大法学部が優位と私は判断します。ただし、法学部の場合は国総無内定、司法試験も合格ならず、民間大手企業に内定無しというリスクも存在します。その場合、中小企業に勤務する、あるいは無職になる、ということも考えられるでしょう。そうすると、少なくとも医師がほぼ確定する東大医のほうが安定感はあると言えます。また、政治力がものを言う立身出世に興味がある方ばかりではありません。研究に邁進したい、そういう方には理IIIが向いていると言えます。

・学歴についての比較検討
学歴については東大法学部が明確に優位です。一般的に誤解されるのが学力や入試偏差値を学歴と思いこむことです。学歴は学力ではありません。解説します。東大設立趣旨として官吏養成というものがありました。その役割は法学部に求められました。ゆえ、東大設立の本旨からすれば法学部が優位です。また、東大の学部紹介では常に法学部がトップに来ます。また、東大医学部卒が一般企業に現れることはあまりありませんが、みなさんが一般的に目指す人気企業の役員クラスには東大法卒が沢山います。特に国家の中枢たる中央省庁のトップの事務次官の多くは東大法卒です。今は官僚と法曹の人気が落ちましたが、40歳以上の世代には東大法学部卒の学歴は別格。東大医学部卒が民間企業にはほぼ出てこないことも考えあわせ学歴としては東大法が優位と言えるでしょう。

・総合評価
以上を考え合わせ、私は日本最強学歴は東大法、ゆえ、大学受験最高学歴は東大文Iと判断いたしました。もちろん入試偏差値は理IIIが圧倒的で、医師免許が手に入るため、身分保障も東大理IIIが強いです。しかし、東大法は日本の行く末を担う存在になれる可能性があります。また、現在はグローバル化が進んでおり、東大法から世界のリーダー候補になることも可能でしょう。一個人の意見ですが参考にしてください。

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