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これであなたも凄腕コンサルタント!資料制作スキルについて(前編)

皆さんこんにちは。前回は倫理思考スキル(ロジカルシンキング)についてお伝えしてきました。今回の内容は、前回の倫理思考スキル(基礎)があって初めてこの資料制作スキル(サービス設計)がついてきますので、もしお忘れの方がいましたら前回の記事をもう一度読んで頂けましたら幸いです。では、よろしくお願いいたします。

サービス設計の流れ

以下がサービス設計の順序です。


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このような順序でサービスを設計していき、最終的に「市場にサービスをリリースする」と言う流れになっています。

3C分析

まずはこの3C分析から行います。3C分析とは、顧客(Customer)自社(Company)競合(Competitor)の3つの頭文字をとった分析のことです。その中でも特に重要なことは、相手を分析するよりも、まず自分(自社)を分析することで、自分たちがどういった立ち位置にいるかを知る必要があります。しかし、ここで間違いなのが、皆さんは自社の強み・弱みを知っているようで意外と知らないんです。
以下の図が3C分析の考え方になります。


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SWOT分析

SWOT分析とは、3C分析の中の(自社 Company)の分析をする上で必要になってくるフレームワークです。なので、このSWOT分析と3C分析はセットで考えても良いかと思います。
このSWOT分析→ 強み(Strength)弱み(Weakness)拡大可能性 機会(Opportunity)縮小可能性 脅威(Threat)の頭文字をとった分析です。
この分析は、以下の図の様にまず箇条書きで書いていきます。
難しくはありません。

例えば、カフェをオープンするにあたり、近くに競合のスターバックスがあった時のSWOT分析。

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では、ここから実際に皆さんが企業のコンサルタントになったつもりで考えてみて下さい。

企業コンサルタント

例)クライアントがジムを新規オープンするのですが、大手ジムが近くにあるため先行きを不安がっています。
まずは3C分析により以下の様にまとめてあげましょう。


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このようにフレームワークを活用して物事を考えることで、勝手にロジカルに考えロジカルに話すになります。

4P分析

4P分析とは、
プロダクト:製品(Product)
プライス:価格(Price)
プレイス:流通(Place)
プロモーション:販売促進(Promotion)
この四つの頭文字をとったフレームワークになります。

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次に、先ほどのジムの例の続きでやっていきます。

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TTP戦略(徹底的にパクる戦略)

TTPこれは徹底的にパクると言う意味の戦略で、自社・競合の4P分析を比較し細かく一つ一つ改善を行えば必ず勝てる勝負ということです。

まとめると、以下の図のようになります。

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デプス調査

4P分析の次は市場調査を行うんですが、その前にこのデプス調査と次に説明しますが、ペルソナ設定をしっかりとやらないと市場規模がスカスカの状態になって、本来なら100万円の市場規模のはずが10万円程度しかなかったということに陥り、ビジネスが成り立ちません。

市場分析とは、特定の商品やサービスを必要(ニーズ)とする人がどれぐらいいるのか、そしてそのニーズに人々はどれぐらいのお金を支払うのか(デプス調査+メンタルアカウント分析)この二つを掛け合わせたものを、「市場規模」といいます。

つまり、、、
サービスを必要としている人の数×そのサービスに支払うお金=市場規模

ここで重要なのが、メンタルアカウント分析です。これは色んな人にあり、例えば、皆さんは自動販売機で買う100円のジュースはケチりますが、女性と行く1万円のディナーはケチりません。これを市場規模に組み込まないとなんのあてにもならないただ数字になっているのです。

市場規模を把握するのに大事なことが、ニーズの調査です。
これは、多くの人に「こんなサービスがあったらどう?」とシンプルに聞くことがポイントで、その際にカテゴリー分けを行うようにします。
このカテゴリーとは、例えば、30代の男性女性、20代の男性女性、おじいちゃん、おばあちゃん、主婦、サラリーマン、無職の人など、色んな人に聞いていくと言うことです。自分の推測でも良いんですが、推測を正すには聞いて答え合わせをする必要があります。その聞く時に必要なのが次のデプス調査です。

デプス調査
上記のニーズ調査から、一番多く自分のサービスがあったら良いと答えてる層の人たちを呼んで、5人~10人程度に直接対面で少し深掘ったインタビューをしていきます。→このサービスがもっと良い物になる、または市場規模の特定に繋がるのではないかという調査です。これには必ずリラックスした環境での調査が必要です。

例えば、ZOZOTOWNのツケ払いサービス。しかも2ヶ月です。普通なら1ヶ月なのですが、これはデプス調査の結果2ヶ月先に支払いOKとしたのです。利用しているユーザーがカートに商品をいれてもその日に購入まで至らず、月末や翌月に購入する人が目立ちました。またそのため、多くの取りこぼしが発生している状況。ここで、なぜ2ヶ月後にしたのか?大体の人はクレジットカードの請求や来月分の支払いまで確約している。→来月分の支払いが終わった再来月なら払えるというデプス調査の結果からきています。


以上、今回はここまでとなります。次回はデプス調査の流れ(どのように聞いていくのか)のところから入っていきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きましてありがとうございます。





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