最近のあれこれ

色々な仕事が並行して進んでいるので一度整理してみたいと思って。
文章にしてみたいと思います。

①住宅を作る

注文住宅屋さんをやっています。
主に、お客様とのコミュニケーションを担当しています。
どんな家を建てたいか(設計)だけでなく、
どこに家を建てたいか(土地探し)と
いくらで家を建てれば良いか(ローン相談)も
やっています。

寒さに弱いという性格から、家の断熱性能についても、随分とこだわりがあります。
大学では工芸を学んでいたので、手で作る家、ということを大事にしています。造作多めの家づくりをやっています。材料もほぼ自然素材です。

古いものが好きなので、リノベーション(大規模改修工事)も提案します。
コスパ良く質の高い家に住みたい方には、新築をおすすめしています。

自宅は実験住宅的な試みを試したかったので、築70年の平屋を買って改装しました。なかなか快適に暮らせています。

②木桶を作る

地域の酒蔵からの相談がきっかけで、20石サイズ(およそ3600ℓ)の杉の大桶を作っています。
と言っても、自分が職人として積極的に木材の加工をしているというよりは、地域の職人さんと一緒に作り方を学び、材料を調達し、製作環境を整える、ということをやっています。

桶作りは、小豆島のヤマロク醤油さんへ通い、教えてもらっています。

大桶は、現代ではほぼ、作る人がいなくなってしまったサイズの桶です。
醸造の世界では、発酵容器は桶からタンクへと、環境が大きく変わってしまいました。
しかし、人工的なタンクよりも多孔質な木材の桶の方が、微生物にとってとても快適なようで、「その土地でしかできない、特有の香りや味」を作るためにはとても木桶は大切なものだったようです。

近年、桶が見直され、発酵食品を作るメーカーは興味を持ってはいるものの、桶を作る職人不在のため頼むことができない(難しい)という現状。

福島の木材で大桶を作り、福島の発酵食品のために使ってもらう。
そんな循環ができる地域になったら良いなと思い、大桶製作に関わっています。

③ベッドを作る

眠ることが大好きです。
時間が許すならば、いつまでもベッドで寝ていたい。そんな人間です。

眠ることが大好きなので、寝具にはこだわりを持っています。

前職時代、その当時の代表に教えてもらった金沢の石田屋という寝具メーカー。
オーガニックな素材にこだわり、コットンやリネンだけでなく、シルクやウール、馬毛と言った動物由来の繊維まで扱う、素晴らしい寝具メーカーさんです。

前職の代表が、最も尊敬していると言っていたメーカーさんだったので、独立後、取り扱いさせて欲しいと相談させていただいたことがきっかけでした。

弊社は、福島県産木材でベッドフレームを作ってます。
ヒノキが定番でしたが、最近は桐材のベッドフレームの製作もしています。

桐は柔らかく、加工が難しいため、色々実験的な開発も行なっています。

おかげさまで、もう少しで商品化です。

福島の木といえば、桐、というイメージの方も多いので、
福島を代表するベッドになったら嬉しいなと思っています。

④畑を作る

畑のコンサルをしてほしい、と頼まれたのは今年の春でした。

昨年の水害被害の大きかったリンゴ畑が、樹を切ってしまうので、その場所を何かに活用したい、という相談内容でした。

人が集まる場所にしたい、とおっしゃっていたので、シェアファームにしたらどうか、とアイディアを出しました。

相談者様のお人柄もあり、あれよあれよと人が集まり、シェアファームも今年、プレスタートができました。

農作業の後、畑で食べるランチパーティが盛り上がりを見せています。

私は建築工事の延長で、畑に水を引いたり、歩道を整備したり、畑をつかいやすくするためのゾーニングを提案したりもしています。

関わる人たちが、自分たちで作っていくというスタイルのシェアファームなので、私はあまり動いていないですが、定期的に畑に行けることが嬉しいです。


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