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創業1年10億調達を、インターン目線で振り返ってみる。

製造業スタートアップ、キャディ株式会社はシリーズAで10億調達を達成した。そこで簡単に、キャディの1年をインターン目線で振り返ってみようと思う。

「マッキンゼー最年少マネージャーCEOとスタンフォード卒元アップルCTO」と、いかにもITな弊社であるが、事業内容は金属加工品の受発注プラットフォーム。これはなかなか渋いようにも見えるが、

・市場が大きい
・社内のテクノロジーが強い
・社会的意義が大きい

と、かなり大きなビジネスだと言える。
また、「創業メンバーが豪華」という口コミも多く見受けるが、確かにそれは会社の評価軸として大きなものであることは間違いない。

だけれども、そんなにキラキラした1年間では決してなかったし、キャディの成長要因の多くはこれら以外の、目に見えない部分にあると思う(成長なんてまだまだこんなもんじゃないと勇志郎さんは言うでしょうが。)

スタートアップが0から成長する鍵は何か。僕のインターン生活を振り返りながら、少しでも解き明かせればなーと思っていたりもする。

目次
・スタートアップ is SUPER HARD
・「一生働くことになる」それでも僕がキャディに夢中になっているワケ
・「インターンで何してるの?」
・最後に言いたいこと。

余談になるけれども...
キャディのインターン生と言えば、

勇志郎さん(社長)のこのツイートが少しバズっていたが、このインターン生は僕ではないもう1人。誰か優しい方、彼をもらってください、すごくいい人です。

スタートアップ is SUPER HARD

毎日楽しく仕事をし、毎月売り上げがどんどん拡大していき、1年で10億調達達成、会社は順調。と世間の目には輝かしく映るかもしれないが、決してそんなことはない。むしろ創業期は泥臭いことが8割を占めるといってもいい。これだけは言っておきたい。

スタートアップはハードである。

ハードとはなにか。これがまた色々あるから"ハード"と表現せざるを得ないのだが、肉体・精神・脳みそ、身体の全てを筋肉痛が収まるのを待たずに絶えず筋トレしている感覚である。

学生からすると"スタートアップ"という単語は、白基調のオフィスにガラス張りの会議室があるような、シリコンバレーを連想させる素敵な単語である。だが現実は、少人数で圧倒的馬力とマルチタスクでがむしゃらに作業をし、事業を急速に促進しなければならないのがスタートアップであった。

とにかく、スタートアップは肉体的にも精神的にもハードだと痛感した1年間であるが、なによりもまず初期は圧倒的に人が足りない。僕が入った時から、それはもう案件が大量にきていてとても裁き切れる量ではなかった。だがそれでも裁いていた。裁き切れない量を裁くとは、つまりそういうことである。"深夜の餃子の王将パーティ"が懐かしい

さらにスタートアップは、案件をこなすだけではなく1人3役はこなさなければいけない。何度影分身を試みてもできるはずはなく、それでも必至に食らいついた。

ただ、それに悲鳴を上げるだけでなく、作業をこなしながら改善策を考えるマインドセットがスタートアップには必要不可欠であることを知った。むしろ改善の宝庫だと、チャンスに捉える必要があった。

そして、諸々の体制が確立していないがために大量の問題が毎日のように勃発する。

ある日インターン生2人で、1枚10kgは軽く超える2m超えの金属板を20枚4階まで運んだ。エレベーターに無理やり押し込み、やっとの思いでオフィスに納品したわけだが、その日の夜、ビルの管理人がオフィスに訪れてこう言った。「カメラで、全部見てたで。」なんだなんだ、これはホラーなのか?と震えながら管理人に連れられていくと、恐怖の冷や汗が焦りの脂汗に変わった。床が剥げている。まあ2mを超える大量の金属は4階に運ぶものじゃないだろ、という正論をいただきながら必死にビル改修工事屋を探した。

そして、スタートアップに共通して言えると思うのが、とにかく変化が激しいという点。売上から顧客満足度、組織体制など何から何まで変化があり、"ヤバい"問題が何かしら生じるのだ。

そして、その問題には答えがない。だがキャディが素晴らしいなと僕が感じるのは、この"ヤバい"問題が生じたときにむしろチャンスだと捉えるマインドを持っていることである。勇志郎さんはこんなことを言っていた。

「この(課題)はまじでヤバいね。(打ち手)って感じで改善したら(仮説)になるから(いついつ)までに(目標)しよう。」

気がついたらプロジェクトが走り出す。うーん、この分析力と思考力と行動力、たまらん。

また、個人的にハードな点もあった。

まず適当なバイトしかしたことがなかった僕は、タイトなタイムスケジュールに頭を抱えた。「あれ、直前にまとめてやるとかそういうのじゃないな、」と学生感覚を消すのに時間がかかったし、勇志郎さんの求めるものはいつでも高いもの。まずは何でもやります!とどんな雑務も拾って、信頼を獲得して、高次元の作業・アウトプットをする。これを積み上げて、1,000,000,000段くらいの階段を登ることが成長だと知った。

さらに、勇志郎さんをはじめとして、創業メンバーが精鋭の集まりであることもかなりハード。とてもじゃないが敵わない。その中で自分がどのように価値を出すか、そしてどのようにして彼らに食らいついていくか。日々頭が痛くなる思いだ。ただの学生が社会人4年目に対して生意気かもしれないが、正直に悔しい。なんとか食らいついていきたい。

と、こんな感じで、良い意味で僕にはハードな1年間であった。

「これから嫌でも一生働くことになる。」それでも僕がキャディに夢中になっているワケ

大学生とは、世間的には学問をする期間である。だが僕はいまキャディ株式会社にどっぷりハマっている。

少し余談にはなるが、たまに僕を心配してか、「これから嫌でも一生働くことになるんだから、今は遊んだほうがいいよ」と言ってくれる方がいる。僕の中ではこのセリフに疑問点しか浮かばない。いま遊んだほうが楽しいのは当たり前、そんなの誰だってわかる。ただ、ダルビッシュ選手がおっしゃる、

40年後の自分が振り返ったときに、今を後悔しないように生きていきたい

という言葉が僕にはしっくりきている。キャディで結果を出す、これができれば未来の僕は20歳の僕を後悔することはないだろう。

では大学にも行かず会社で何をしているんだ、という疑問があがりそうだが、その答えは次の章で述べるとして、ここでは僕がなんでこんなにもキャディに魅了されているのか説明したい。

キャディには、魅力的な組織の要素が揃っているんだと僕は思う。

・ 大胆だが達成できそうな、ギリギリの目標を本気で掲げている。
・圧倒的リーダーがいる。
・社内がフラットである。
・各々がそれぞれで卓越している。

これらが揃っているから、「金属加工品の受発注のマッチング」という一見地味でニッチな事業でも、僕にとって最高にエキサイティングな組織なのである(市場規模が大きいというのは言わずもがなですが)。
これはスタートアップ企業がゼロから大きく成長していくために、必要不可欠なものだろうと僕は思っている。

そしてキャディでは、年齢や経験に関係なく有意義な意見を積極的に取り入れてくれる。インターン・社員とか関係なくガンガンコミットできるし、もの凄くチャレンジができる。成果を出したい、出したいと毎日行動できる。

だから、僕はキャディにはまっている。学問の重要性もある程度は分かっているつもりで、悩むこともあったが、1年前長期インターン先を探していた僕に言いたい。その選択は大正解だよ、と。

 「インターンで何してるの?」

僕がこの1年でやってきたことを超ざっくり振り返ると、こんな感じ。

・金属加工品との触れ合い(これは通年)
・オペレーション
・SEO
・カスタマーサポート
・カスタマーサクセス立ち上げ←イマココ
・Webマーケプロジェクト←イマココ
・Notion社内普及プロジェクト←イマココ

無理やり分けてこのような感じで、本当に総合格闘技と言ったところである。

自分の会社に対するバリューとして、無知と体力とフットワークの軽さがあると思っている。それで色々なところの立ち上げを設計から泥臭いところまで全力でやってきた。

これがあった上で、いかに自分が成長できるかを考える。

また、よく聞かれる質問がこちら。
「どんなことを学べるんですか?」
これは、

「そうですね、インターンを通して学んできたことは、大きく分けて3つあります。」

などと単純に分類して説明できるものではない。"MECE"なんて所詮そんなものだ(インターン始めたての時は戦コン的思考に憧れを抱き"MECE is JUSTICE"くらいに思っていましたが)。

ただ1つあげるとしたら、「やり切る力」。僕にはこれが足りていない。どんな仕事もしっかり設計したあと最終結局は作業になることを学んだ。それをただの作業にするか100倍価値あるものにするかはやる人次第。常にどういう形で成果を出すのかを意識して、特に"イマココ"のものをやり切るために日々考えながら取り組みたい。

最後に言いたいこと。

ここまで長々と拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
その上で、最後に僕が言いたいことを言わせてほしい。

僕、寂しいんです。

インターンは、社会人の先輩から色々なことを学べる素晴らしい機会だと思うのだが、やっぱり同世代の人たちと高いレベルで切磋琢磨するのが一番の成長になると僕は思っている。

なので、切実に仲間がほしいです。

僕でもやりがいを持って日々インターンできているので、もっと優秀な方々はきっと凄い成果を出せるんじゃないかと思う。もちろん負ける気はないですが。

そしてこれは僕の勝手な計画なのですが、キャディの中に学生部隊を組織したいなーと。名付けて「0→1部隊」(個人的に勝手に付けているだけです)。学生起業が当たり前になりつつある今、スタートアップの中にこういう組織の在り方が合ってもいいと思う。それでそこから、起業家・バリバリ外資・大企業スピード出世...色んなキャリアの人が育っていくみたいな。もちろん、「キャディに入社」の道も忘れずに。

なので少しでも興味のある方は、求人出しているので軽く話聞きにくる感じでご応募ください〜〜!

まずは話聞いてみたい、なども大歓迎なので、気軽にTwitterでメッセージください!!!

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キャディ株式会社 調達支援プロジェクト 東京大学経済学部 3年