わたしの先生

わたしの先生

 中学校以来25年以上の付き合いの先生。
 お茶の水博士のようなもじゃもじゃ頭で大きな声で喋る理科の先生。

 授業は全く教科書通りではなく、独断で内容を決めて壮大な宇宙の話や見たこともないオーロラの話を延々としてくれるので、みんな楽しみにしていた。

 中学一年だけで定年退職した後も山登りに連れていってくれたりキャンプをしたりして交流が続き、僕が高校に入ってからもずっと手紙や山登りで繋がっている。

 ここ10年思いもよらず夢のような京町家を自由に使わせてくれているのも先生だ。

 いつも人生に目標をたて、記録を欠かさず、精力的に出版やチェロの演奏にも挑む力強い人である。

 展覧会を始めてからもずっと応援してくださっていて、80代も後半になった今でも展覧会の案内をすると来てくれて「わからへん!わからへん!」と言いながら"マイワイフ"と一緒に観てくれる。恩師であり、かけがえのない友達だ。

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