コンテスト参加報告

 みなさんこんにちは。幻操工房のDaisukeです。
 2022年02/01〜04/05までの間、名古屋イラストマーケット様主催の「メインビジュアルコンテスト」が開催されました。幻操工房からはイラストレーターとしてStraycatが参加。募集テーマ「公式キャラをモチーフにしたイラスト」を制作。検討はしましたが入賞は果たせず、今後の課題を残す結果となりました。結果のご報告と共に顛末を綴っていこうと思います。

イラストコンテスト投稿作品

<コンテストと制作>

 名古屋イラストマーケット(以下:なごいら)様は「名古屋」の名を冠した地方色の強いイメージのイラストマーケットイベント。 2021年に立ち上げるもコロナ禍の煽りを受けてリアルでの開催は叶わず、今年のリベンジに執念を燃やします。ちなみに今年も影響は否めないようで、イラストの募集期間を大きく延長するなどの工夫をしておられました。
 イベント主催者側としては集客を確保することが大前提…だということは想像に難くないので、当日までドキドキなのでしょう。 着々と出店者も登録されているようなので、盛況な盛り上がりになることを祈っています。

 話は戻って一方、Straycat工房員はイラスト制作期間を一ヶ月と見積もって1月末から制作開始(当初締め切りは2月25日だったため)。 制作打ち合わせでA4横サイズ300dpiの画面を制作することを確認し、ラフを3枚切ってもらいました。
 最終的に「公式キャラ+名古屋要素(金鯱)+発信(紙飛行機を飛ばす)」という構成で固めたものを選択。小職Daisukeも公開時期が春先なのを見越して、桜要素を提案しています。結果、冒頭のようなイラストとなりました。

 コンテスト投票期間は4/10〜4/24の2週間。なごいら様HPに各応募者の作品が並び投票が行われました。
 総勢19名の応募者に対してどうやって投票するのか興味津々でしたが、Googleフォームをベースにしているようです。今は便利なツールが溢れていますね。
 幻操工房ではStrayCat工房員のTwitter上で投票サイトへのリンクを表示。コンテストへの投票を促しました。果たして効果があったかは…推して知るべし…。

<結果発表>

 公表された結果は「入選果たせず」でした!
なごいら様に問い合わせてみたところ、263票中9票取得だそうです。結果発表の表記を見ると五人目に記載されていますが、得票数が同じ場合は応募順のようですの5位の人が複数いる場合があります。Straycat工房員まさに青菜に塩
 ちなみに塩繋がりでしょっぱい数字の話をすると、全得票数(263)- 公開得票(64+51+46)=未公開得票(102)。→4位の人はStraycat工房員より応募順が後なので、少なくとも1票は得票数が多いことが確定。よって推測される4位の人の最低得票数は(10)。未公開得票(102)-{4位推測票+工房員得票(10+9)}=6位以下の最大推測得票数(83)∴6位以下の最大推測得票数(83)÷6位以下の人数(14)=5.928…≒6位以下最大得票数の平均得票数(6)
…という事で最下位の人と2、3票しか違わないロングテール組の中で一応は上位だったという評価が見えてきます。一応は…。

<失敗から学ぶ>

 残念ながら結果は出せなかったわけですが、失敗を生かすため分析を。
 絵の内容については、観客の皆さんの感じた印象が全てだと思うのでここでは割愛しますが、参加者の傾向をざっと見ていきましょう。

  • 塗り…彩度が高く、色数も多いものが多数。

  • タッチ…アニメ的。デジタル感の強いものが多い。アナログ表現は少なめ。

  • テーマ…応募テーマの再現性は低い?「公式キャラの擬人化」あるいは、「描き手を主人公にして公式キャラを絡ませ」ている傾向が強かった。

  • 縦書きが多かった。

 応募にあたって前年の作品を参考に。ちなみに前年はアナログ作品が採用されていたため、straycat工房員も厚塗り風線画なしタッチを選んでいました。
 だがしかし!
 どうやら勘違いしていたようで、コンテストの考査基準は不特定多数による投票のみの様子。そうなると毎回、判断する投票者はランダムに入れ替わるので傾向と対策が取りにくい事になります。 せめてテーマに即しているかについては運営者側の修正ポイントは欲しい気もしますが…。
 結局、投票者数を獲得できる発信力勝負の側面がある以上、上位に行こうと思ったらもう少しえげつなく宣伝をしても良かったのかなと思います。そこは世知辛い世の中。遠慮していても存在を知られなければゼロ。
 実際、失敗したなと思っているのは…

  1. 投票の期間中、関連ツイートを連投しなかった。

  2. 関連ツイートに応募作品を貼付しなかった。

  3. 横長の構図はスマホ向きでなかった(小さくなる)。

コンテスト投票期間中に用いたイラスト


…あたりでしょうか。反省。
 straycat工房員のTwitter上では8リツ79イイネいただき本当にありがとうございました!SNSからの誘導という点では課題は残りましたが、統計学上の有意な値を証明するのには十分な結果が残せましたので、満足しています。 工房主としては、身内の工房員のプレゼンテーションに力を入れていかなければと切に思ったイベントでした。お疲れ様。

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