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DESIGN FOR INDUSTRYとは。

Daisuke Kitagawa

初めまして。デザイナーの北川大輔と申します。
株式会社DESIGN FOR INDUSTRYというデザインオフィスを立ち上げ、東京の渋谷を拠点としてプロダクトデザインを軸に、さまざまな領域においてデザインという視点/方法を用いて、新しさや美しさ、使い易さはもちろん、暮らしが/産業が/社会が、これまでより心地良いものになるよう、日々研鑽を重ねながら、様々なプロジェクトに関わらせて頂いています。

noteでは、デザインのこと、ものづくりのこと、考え方のこと、関わらせて頂いたお仕事のこと、出会った物事、ふと感じたこと、などについて書いていこうと思います。

まず最初のnoteでは、弊社の屋号である「DESIGN FOR INDUSTRY」について。なぜそんな名前にしたのか、について知って頂きたく書いていきます。

 INDUSTRY=あらゆる産業

弊社の屋号である「DESIGN FOR INDUSTRY」。
稀に「INDUSTRY=工業」と認識され、「工業デザインしかしないの?」と言われることもあるのですが、弊社の屋号として掲げている「INDUSTRY」とは、工業に限らない「あらゆる産業」を意味しています。
弊社はプロダクトデザインを主軸としているので、製造業が最も身近ではありますが、1次産業から6次産業と言われるものまで、あらゆる産業にデザインの力で貢献できればと考えています。

日本の製造業は衰退の一途を辿る?

数年前、ビジネス系のメディアにて「日本の製造業は衰退の一途を辿る」といったような見出しの記事をよく見かける時期がありました。
確かにある業界では、過当競争に悩まされている事実があることも否定できないでしょう。しかしながら、日本の製造業全てが衰退し、終焉に向かっているかのような表現には、憤りを感じずにはいられませんでした。
経済成長という大局的な指標で見れば、そういった傾向が数値として可視化されているかも知れません。しかし、それはあくまで過去〜現在の数値からの表面的な予測の話であり、そこには素晴らしい技術や想い、大いなる可能性が無数にあり、成長を続けている企業や人々がいることはまぎれもない事実です。
私自身、祖父と父がそれぞれ製造業を営んできたこともあり、幼少期から製造業というモノが非常に身近にあったこと、現在はデザイナーとして「作り手=尊敬できるパートナー」と考えているからこそ、そういった評価を覆し、より活性化されるよう、デザインで貢献していきたいと考えています。

デザインだけでは成り立たない

当然の話ですが、商品開発に携わっていると、デザインしたものを製品とするために、その製品を製造する工場や工房へ伺うようになります。
私は現場がとても好きです。規模や業種に限ることなく、それぞれに特化した設備、技術、知識に触れる度に、興味深さに心が踊ります。
そこで、それぞれに特化した技術や知識を持つ人たちによって、自分が発想したものが形になる様を目の当たりにする度、いつまで経っても感動と共に自覚させられます。
“モノを作り出す人がいて、初めてその先に届けられる。”
ごくごく当たり前のことではありますが、特にプロダクトデザインというものは、デザイナーだけで完結するものではありません。デザインしたモノが実際に製造され、輸送され、販売されて、初めて人の手に届きます。
幼少期から「作り手」がすぐ傍にいたこと、デザイナーになって「作り手」が具現化してくれることに触れ、私は「自分のデザインに関わってくれる人と、その周囲の人たち」にこそ、「応えて還していきたい」と思うようになりました。

誰のためのデザイン

デザインという行為において、受け手(ユーザー)の視点は欠かせません。近年では、ユーザーセンタードデザイン、UXデザインという考えも浸透しました。ユーザーの目線に立つ、ユーザーのための設計をする。そうすることでより良いデザインやサービスが日々創り出されています。ただし、私の中ではそれは必要な最低条件であり、ユーザーのためのデザインは当たり前という認識です。では誰のためにデザインするか。
誤解を恐れずに言えば私は、私に期待し依頼してくださる人たち、私のデザインに関わってくださる全ての人たちのためにデザインしたいと考えています。それは「当事者間だけで完結するデザイン」ということでは決してなく、「ユーザーはもちろん当事者にもしっかりと応えるデザイン」という考え方です。

当事者に応えるデザイン

具体的には、2つの側面からデザインで応えたいと考えています。

1つは、事業に応えること。
デザインすることによって商品が売れる・計画が達成される・企業の認知が上がる・新たな事業が生まれる。それによって業績が上がり、従業員の給与や賞与が増え授業員とその周囲の人たちが楽しい時間を過ごせる、新たな設備投資が出来る、新規事業に挑戦できる、新たな雇用を創出する、そういったことに貢献できるデザインをしたいと考えています。

もう1つは、人に応えること。
デザインすることによって新しい価値観や考えかた・視点が生まれることを促し、より良い環境が作られるように貢献したいという考えです。
言うなれば、仕事というものにより一層の充実感や誇りをもたらしたい、という考えです。多くの人々は1日に8時間、仕事をしていることと思います。
8時間=1/3日。
多くの時間と労力を費やしているからこそ、金銭的なものはもちろん、精神的にもそれに見合ったもの(充実感や誇り)をもたらせるデザインをしたいと考えています。1日の1/3をより楽しく、充実した時間となるように。

そうして、人の、企業の、地域の、産業の活性化に、少しでも多く貢献するデザインを創出し続けていきたいと考えています。


かなり長くなってしまいましたが以上の理由から、「デザインを用いてあらゆる産業に貢献する=DESIGN FOR INDUSTRY」という屋号を掲げ、社会から産業から事業から日々の生活まで、より良く豊かな未来の実現に貢献してゆきたいと考えています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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