見出し画像

リーダーとマネージャーの違い

皆さんは仕事をされる中で自分の考え方・行動の指針として折に触れて参考にしているものはありますか?

わたしもいくつか指針として自身の行動を振り返るものがあるのですが、先日過去資料を整理していて久しぶりに目にした「リーダーとマネージャーの違い」にはっとさせられたので、今回はそのお話をしたいと思います。

この「リーダーとマネージャーの違い」は、南カリフォルニア大学でリーダーシップの研究をされていたウォーレン・ベニスという方がまとめられた十か条で、リーダーとマネージャーの視点・考え方の違いについて言及したものです。

この十か条に出会ったのは30代半ば、コンサルタントとしてある程度経験を積み、部門責任者として仕事をし始めた頃だったと思います。わたしはコンサルタントに転職する前は1,000人規模の会社でマネージャーをしていましたが、同じ管理職でもコンサル会社の部門責任者になってからは全く視点・考え方が変わりました。

まず違ったのは「自分で仕事を創ること」を求められることです。コンサル会社の部門責任者はいわば“ミニ経営者”です。自部門を運営するとともに、お客さまに価値を提供して高い信頼関係を構築し、次の仕事を創り出すことが求められます。

このため、足元の仕事をしっかりとこなしながら、

  • 半年後、1年後、3年後の仕事のネタや機会を短期・長期視点の双方から探り行動する

  • お客さまへの新たな価値の提供や会社の成長を意識してサービス領域を拡大する

  • 新たなチャンスの芽につながる深い信頼関係を複数のお客さまやパートナーと構築する

といったリーダー視点での行動が必須となります。

また、頑張ったが成果(=案件獲得)につながらなかったでは許されないので、結果を出すことへの執着が必要です。イメージで言うと、少し先まで線路のレール(=仕事)が見えているがその先はレールが途切れている、脱線(=仕事がなくなる)する前に新たな仕事を獲ってまた少し先まで走れるようにする、この繰り返しを自らがラストマン(=最終責任者)の気概をもってやらねばならないわけです。

それを“自転車操業”にならないように長期視点から逆算してリードしていくためには、ここに書かれているリーダーの視点・考え方を常に持ち続けて行動することが必要です。

ただ、人間なのでどうしても気が緩んでしまう時があります。いわゆる“守りに入ってしまう”、というやつですね。気が緩んだり、守りに入ってしまうとそれはまず間違いなく後々大きなリスクとして自身や会社に跳ね返ってきます。

そうならないように、定期的にこの十か条や自分でまとめた仕事に対する心得を見返しています。今の自分が出来ていること/出来ていないことに気づかされ、スピーディーに軌道修正をすることができます。

皆さんも仕事をされる中で自身の行動指針として定期的に振り返りをしているものがあると思いますので、是非皆さんが大切にしている指針や〇か条を聞かせてください!

#信頼されるITコンサルタントへの道 #リーダーとマネージャーの違い

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?