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なぜ『特に』リーダーシップ向上にはフィードバックが重要か?

リーダーがうまくいかないのは、やり方がわからないからではなく、自分のリーダーシップの良しあしを把握できていないからだ、という話をします。

人はそれぞれ違うから、誰に対してでももうまくいくコミュニケーションの必殺技なんてない。

って意味で、コミュニケーションやリーダーシップに正解はない。正解がない、って、なんか安心だ。

正解がないのだから、本人に直接聞いてみないと、いつまでたっても本当のところはわからない。これが、一番の理由。

あの人は本当はどう思っているのだろうか?

自分のやっていることは正しいのだろうか?

本当のところがわからない、ということに、人はとても悩んでいる気がする。聞いて確認しないとわからない。

そして、もう一つ。

私たちは、自分が伝えたつもりのことと、向こうが受け取ったことに、ギャップが起こりがち。ということを知らない人たちがいる。

・言った、ということは、相手が受け取っているはず、という無意識な幻想

・意図しないコミュニケーション(例えば、眉間にしわが寄ってしまう癖)も、相手に何らかの影響を与えている

・私たちは、共通の辞書に則って会話しているわけではなく、解釈が異なる。(例えば、ばっちり、という言葉を、僕のように100%完璧でないとつかわない人もいれば、60%の出来で使う人もいる)

・そもそも、相手にちゃんと伝わったか、ということについて確認するすべがない。直接聞く以外は。

周囲のコミュニケーションをよく観察するとよくわかる。一発で言いたいことが完璧で伝わるなんてことは奇跡だ。そもそも、自分の内側で起こっていることを完璧に言葉にしてアウトプットすること自体が困難なのに。

ちゃんと伝わったか、意図したことが起こっているのか、やっぱり直接聞いてみないとわからない。

だから、リーダーにはお勧めしたい。

自分の言動の何が機能していて、何が機能していないのか、部下に聞いてみよう。

それは、人間関係の健康診断のようなものだ。どこが課題なのかわからないのに処方箋の出しようがない。

が、問題は、相手が本当に正直に言ってくれるかどうかである。

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