◆デルマソトガケ(20221219)🐎

🌈当記事を見つけて下さって、ありがとうございます。

今回は全日本2歳優駿を制して一躍脚光を浴びたデルマソトガケについて少し書きたいと思います。マインドユアビスケッツ産駒に関してはいくつか気になる事項があるので、別途記事にするかもしれません。


母アムールポエジー(父ネオユニヴァース)は未勝利1着→500万下1着→関東オークス1着(Jpn2)の3連勝で、一気に重賞ウィナーへと上り詰めた活躍馬でした。仔デルマソトガケも時期こそ違えど同母と似た戦績を辿っていて(未勝利1着→もちの木賞1着→全日本2歳優駿1着)、さらに"初地方遠征の川崎競馬場で初重賞制覇"という過程まで完全再現しています。競馬がブラッドスポーツたる所以を垣間見た瞬間でした。

アムールポエジーの2代母エイプリルソネットを起点とする子孫は"充実期に入ると断続的に馬券圏内を維持する"という特徴があります。モノポール(10戦連続3着以内/4歳~5歳時)、ミリオンディスク(7戦連続3着以内/6歳時)、トーセンゴライアス(6戦連続3着以内/5歳時)、ハッピーリクエスト(4戦連勝+2着/4歳時)などが象徴的な存在です。

3歳秋に初G1制覇を成し遂げて男を上げたマインドユアビスケッツ産駒かつ晩成傾向が強いファミリーの流れを汲むデルマソトガケは、全ポテンシャルの一部分しか表面化していないと考えられます。

全日本2歳優駿のタイムだけに着目するとやや物足りない面があるのは否めませんが、血統的な側面からは”ダート馬として更なる飛躍を遂げる可能性が高い”と予想します。来春にはサウジダービーに挑戦するプランがあるとの事。同馬のネクストステージを見守りたいと思います。

「ネオユニヴァース×トニービン」という重厚な組み合わせゆえスピード要素を欠くアムールポエジーに、米ダ短距離界で鳴らした主流豊富なマインドユアビスケッツを持ってきたパターンは両者の弱点をものの見事に解消”していて、紛うことなき上級レベルの仕上がりです。デルマソトガケの配合はマインドユアビスケッツの花嫁候補をピックアップするうえで大変参考になりそうです。

(別解としてひとつ考えているのがアグネスデジタル。マインドユアビスケッツの大外一気はデジ味がありますので。Crafty PrincessはOur Kretchenの全妹、Runaway BrideはBlushing Groomの母。)

デルマソトガケの成長観察と併せて、マインドユアビスケッツの成功例についても色々と脳内で熟考しつつ、同産駒の素質馬が誕生した際にはこちらで書き記したいと思います。

今日はここまで。
皆様が素敵な日々を過ごせますように🙏

"一人ひとりが(競走馬の一頭一頭が)、
強く、たくましい、光り輝く、最高の存在"


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