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2020年の葵ちゃんのオンラインライブを振り返っていたら「俺も葵ちゃんのライブ行きたいよ」となった話

2020年はコロナの影響もあり、ほぼリアルライブができない状態でしたね。そんな中、開催されていたのがオンラインライブです。VTuber界隈は元々リアルライブを各種プラットフォームで同時配信をしていた背景もあり、比較的2020年の早いうちにオンラインライブに主戦場を切り替えていたと思います。

今回は2020年の葵ちゃんのライブを振り返っていきたいと思います。ただしネットで配信されたオンラインライブに限定すると数が少なくなってしまうので、NHKなどのテレビで放送されたライブも含みます。

・愛燦燦(2020年1月1日NHK「NHKバーチャル紅白歌合戦」)

お正月から葵ちゃんの歌を聴けて2020年は最高のスタートでした。雪が降りしきるバーチャルなNHKホールで歌う切ない声と表情の葵ちゃんが心に染みわたります。NHKでの放送ということで美空ひばりさんの「愛燦燦」を歌うのは、お茶の間で見ている一般層にもわかりやすいナイスな選曲だと思いました。

この時赤組の葵ちゃんの次に歌ったのは、白組の細川たかしさん。曲は「宇宙戦艦ヤマト」と大御所+名曲でビックリしました。葵ちゃんは毎回凄い人とコラボするので、どこから縁を繋いでいるのか不思議です。キクノジョーの敏腕っぷりがうかがえます。

・レット・イット・ゴー~ありのままで~(2020年2月10日NHK Eテレ「沼にハマってきいてみた」)

まさかのぬっしーとのデュエットでした。しかもぬっしーがとてつもなく良い声。葵ちゃんの力強い歌声と、ぬっしーの格好いいラップが見事なハーモニーを奏でていて鳥肌でした。

「行くぜ!Say Year!(Say Year!)」で飛び跳ねる葵ちゃんが可愛かったです。制服姿の葵ちゃんが飛んだ時にポニーテールと制服のスカートがフワッとなるの好き。

・紅蓮華、Progress(2020年8月14日NHK「バーチャル文化祭」)

親の声より聴いた「紅蓮華」です。たぶん日本で一度も聴いたことがない人はいないんじゃないかってくらい、色んな所で流れてるし歌われてきた曲ですね。この歌をNHKで全国に向けて歌うプレッシャーを考えると震えそうになりますが、そんな気配を全く感じさせないくらい葵ちゃんの歌声はパワーに溢れていました。

熱いロックな曲を歌う葵ちゃんの振り付けも良かった。激しいヘドバンと一緒に動くハチマキと長い黒髪がとても映像に映えていました。

そして番組の最後に出演者全員で歌った「Progress」。葵ちゃんとときのそらちゃんの2人を並べる立ち位置を考えた人は完全に「わかってる」人だと思います。「Progress」の歌詞もVTuberの皆さんが歌うと、彼らの活動の軌跡を思い出してしまう文脈になっていて私の涙腺はボロボロでした。

・KieR⌫N、MY ONLY GRADATION、君のミライ、ユメ⇒キミ、オーバーライン、ライオン(2020年10月4日「TOKYO IDOL FESTIVALオンライン2020」)

バーチャルTIFでは葵ちゃんのオリジナル曲をたくさん聴けて満足感が高かったです。「オープニングトーク~ライブステージDAY3」の葵ちゃんの歌パートは、最初の「KieR⌫N」で泣いて、続く「MY ONLY GRADATION」でブチあがり、「君のミライ」でFIGHT!を思い出して歓喜して、「ユメ⇒キミ」でエモくなるという、富士葵欲張りセットのようなセトリでした。やはりオリジナル曲はその人の魅力がダイレクトに伝わるので、色んな場所で歌って欲しいですね。

「エンディングステージ」ではさらにオリジナル曲の「オーバーライン」と、ときのそらちゃんとのデュエット「ライオン」が披露されました。特に「ライオン」は葵ちゃんとそらちゃんとのユニット「そらあお」の初コラボ歌動画という記念すべき曲なので、この曲を聴いてうれし泣きした人は多かったのではないでしょうか。「そらあお」はいいぞ。

・俺も葵ちゃんのライブ行きたいよ

もしもの話をします。

もしコロナがなかったら、2020年中に葵ちゃんは2ndフルアルバムを作り発売記念イベントで全国を行脚していたかもしれません。そしてそのアルバムの新曲を引っ提げて2ndソロライブをやったかもしれません。2ndソロライブではサプライズで新衣装のお披露目もあったかもしれません。

そんな私の妄想は妄想のまま、世界は壊れてしまいました。今年の葵ちゃんの活動は今の社会情勢の中でできる最大限の活動だったことに疑いはありません。ただ、私の時計の針は2019年10月5日のVeats Shibuyaの序曲で止まったままになっています。それだけ葵ちゃんの1stソロライブが楽しくて特別な思い出だったから。

1stソロライブで葵ちゃんが言った「みんなは新しい世界を見たいですか!?新しい世界を見せてくれますか!?」という言葉をずっと覚えています。葵ちゃんのライブは序曲の次も、間奏曲も協奏曲もして欲しい、続いていって欲しい。

今年のオンラインライブの技術的な進歩は目覚ましかったです。オンラインでしかできない表現、演出がたくさんありました。そういった技術の向上を見るたびに「この技術力でリアルライブをやったらどうなるんだろう?」という期待ばかりが膨らんでいきます。

オンラインライブはリアルライブの代替にはならないということを痛感した1年でした。ライブ会場で音を全身で浴びる高揚感、同じ空間でみんなでステージを応援する一体感、ステージの上で輝く葵ちゃんを見る多幸感、まだリアル会場でしか感じられないことがたくさんあります。

またみんなでリアルライブができる日が戻ってくるのを一日千秋の思いで待っています。葵ちゃんのソロライブは絶対に最高に楽しいライブになると信じているから。

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