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より高みを目指して YuNi 4th anniversary ONLINE LIVE 『Higher』感想

だいすけ

●セットリスト
1.フィルモノローグ
2.DAYZ
3.花は幻
4.ヴィラン（Cover）
5.Erased
6.Higher（新曲）
7.ヴァンパイア（Cover）
8.キライ
9.透明声彩
10.Beautiful World

2022年6月25日に開催されたYuNi氏の4周年記念オンラインライブ「Higher」の感想を書いていきます。ライブのレポートではなく各楽曲の感想をざっくばらんに書いていくので、詳細が気になる方はSPWNかZ-aNでアーカイブを視聴ください。

1.フィルモノローグ

壮大なメロディのこの曲はライブのスタートに相応しいと思いました。「選ばれなかった日々が痛みと強さをくれた」という、自分の過去を歌った曲を、決意をこめて格好良く歌い上げ視聴者のテンションは最初からMAXに。

2.DAYZ

アルバム「eternal journey」の最初を飾るこの曲は恋人たちの朝のひと時を感じさせる、とても楽しそうで幸せに満ちた曲。YuNi氏も歌うことの楽しさを歌とダンスを使って全身で表現していました。

3.花は幻

演出として花弁が舞い散り、YuNi氏の動きも舞踊を思わせる流れるような動きへ。さっきまでの2曲とはガラリと変わり死生観を歌う退廃的な空気を漂わせていました。

4．ヴィラン

ここでヴィランのカバーとは完全に予想外。YuNi氏の巻き舌が格好良く、照明も赤へと変わりいつもの白や緑のイメージとはかけ離れていました。この時ばかりはYuNi氏の表情が中性的な男性に見えるほど。

5.Erased

ステージに雪が降り注ぎ、氷が表れる演出もあり、FFシリーズが好きなYuNi氏がブリザドを使ったよう。ヴィランと対局的な柔和さを感じさせる歌声で、伸び伸びと歌うYuNi氏からは年上のお姉さんの包容力のような安心感を感じました。

スペシャルMV

ここで流されたスペシャルMVで、以前Twitterに投稿された、拉致されたという伏線を回収。そしてカバーアルバム「ペリドット」が7月に発売されることが明かされ、拉致されたのはそのヒット祈願に山登りをするためだったとのこと。スタッフ氏の無茶ぶりに愚痴が止まらないYuNi氏の様子を見ながら、チームYuNiはいつも楽しそうで、笑いが絶えない良い現場なんだろうなと思いました。

6.Higher

衣装をアルバムClearの衣装に変更して披露された新曲「Higher」。ライブのタイトルにもなっている通り、より高みを目指すという気持ちを込めた、テンションがぶち上るダンスナンバーでした。会場で腹に響く重低音で聴きたい曲で、みんなでクラップしたら絶対楽しいやつです。YuNi氏の全身でリズムを取りながら歌う姿は、こちらの気分を煽ってきます。

7.ヴァンパイア

ライブの中で一番この曲が可愛さがさく裂していました。演出もハートが乱舞してYuNi氏の可愛さを引き立てています。美しいファルセットと、半目で小悪魔な笑顔のYuNi氏に魅了されっぱなしの幸福な時間でした。

8.キライ

アルバム「eternal journey」で一番最初に先行配信された曲。深夜に「キライ」とだけ投稿された時に驚いた人もいることでしょう。「キライ」という強い言葉に感情を揺さぶられる曲です。揺れる感情を表現するように、陽炎のように揺れる光が不安定さを演出していました。歌とは言え推しに「キライ」と言われて平静でいられるオタクはいません。

9.透明声彩

YuNi氏の原点にして頂点の曲。どのライブでもこの曲がかかったところがライブのハイライトになる、実家のような安心感があります。透明声彩の、未来に広がる無限の可能性やそこに進んでいく決意を感じる歌詞は、いつも希望を与えてくれます。YuNi氏の今までもこれからも平坦な道のりではなかったけれど、ずっと歌い続けるYuNi氏を応援したいと思える素敵な曲です。

10.Beautiful World

YuNi氏とゆにチルのつながりを感じさせてくれるこの曲では、背景が空に浮かぶビル街になり、ステージは高く高く昇っていきます。ステージ上に降り注ぐ光の粒子がゆにチルたちの想いのように、YuNi氏の周りを回っていきます。その中心で、今こうして歌えることの喜びと、自分を応援してくれるゆにチルたちに感謝を表すように、笑顔で手を振るYuNi氏。今この時間だけは、ここが世界で一番美しいと感じました。

MCでYuNi氏が語っていた「ここまで活動を続けられたのは当たり前じゃない」「アーティストとして4年目はまだまだひよっこ」「支えてくれるみんなのかげで歌を歌うことができています」という言葉には、これまで活動の中で何度も壁にぶつかり乗り越えてきたYuNi氏だからこそ伝わる重みがありました。このライブの「Higher」というタイトルに込められた「より高みへいきたい」という願いの通り、YuNi氏をもっと応援したい、YuNi氏をより高みへ押し上げたいと思えるライブでした。7月に発売するカバーアルバム「ペリドット」楽しみにしています。これからもYuNi氏の歌がたくさんに人の心に響いてゆきますように。

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