「四月一日さん家の」の1話を見ました
2019年4月19日(金)深夜0時52分にスタートしたドラマ「四月一日さん家の」を見た感想を書きます。
約1900文字。3~5分程度で読めます。
ネタバレも含まれますので注意です。
TVerでも見られるので未試聴の方はぜひ見てください。
1.1話のお話について
推しが可愛いかった!
で終わってしまっても良いのですが、もう少し語ります。
主演の四月一日三姉妹の個性がとても分かりやすく30分の中で表現されていたと思います。
一花のスピリチュアルなところや、二葉の元気で大雑把な性格、三樹の冷静なツッコミなど、出演されている3人のVTuberが普段と違う性格の役を演じているという感じが新鮮でした。
これまでの生放送や記者会見で3人を「女優」として紹介していた理由が分かった気がしました。
また1話の引きも二葉が家を出ていく?という爆弾発言で終わったので、次回以降の展開が気になります。
これから双葉が出ていくまでの限られた時間を三姉妹はどう過ごすのか?というのがドラマのテーマなのか、それともその話は2話で終わって、それ以降は違うお話になるのか・・・と先を見たくなる引っ張り方で1話の脚本としてかなり良かったと思います。
2.VTuberドラマについて
「四月一日さん家の」はアニメではなくドラマとして宣伝されていますが、VRスタッフと実写のスタッフが一緒に作ったという点が新しいのかなと思います。
特に小道具や背景が細かくて、何気なく三樹がiPhoneや二葉が殺虫スプレーを持っているシーンがありましたが、これをVRでやるのは大変だっただろうなと思いました。
VTuberの配信を見ていても、水を飲んだり物を持っていても映像では何も持ってないので、VR空間で物を持ったり動かすのは簡単ではないはずです。
普通だったら「なんでVRでやるの?生身の人間でドラマ作った方が楽じゃない?」と言われたら反論しづらいと思います。
それをあえてやったというのは、本当にすごいことだと思います。
最近ではVRChatを使って演劇をされている方もいて、今後はバーチャルの肉体だけでなくバーチャルの物体などを扱う技術も発展していくと楽しそうだと思いました。
3.「バーチャルさんはみている」との相違点
先日まで放送していた「バーチャルさんはみている」は、私は「VTuberのアニメ」だったのかな、と考えています。
アニメなので生身の人間では絶対できない表現が可能です。
対して「四月一日さん家の」はドラマとして撮影しているので、一花さんが馬をドーン!と天井まで突き飛ばすことはできません(たぶん)
バーチャルなのに、あえてリアルなお話を作るという発想に、私は期待したいです。
(亀がカブトムシを食うのはリアルか?というツッコミは置いておくとして)
アニメとドラマ、どちらも表現手法としての良さがあると思うので、ドラマならではの面白さを期待しています。
4.四月一日さん家のへの期待
今回は四月一日家でのシチュエーションコメディドラマということで、ごかPも言っていましたが物語の舞台は家の中に限定されていると思います。
これはVRの舞台が家以外にないという事情もあるんだと思います。
なので、今後もっとVTuberの活動の幅が広がって、文字通りVRの世界が広がれば良いなと思います。
四月一日三姉妹がVRの街を歩いたりショッピングをしている姿を見てみたくないですか?私は見てみたい。
バーチャルの良いところは、電子データだから保存に物理的な場所がいらないし経年劣化もしないことで、一度作ったものが資産として増え続けるところだと思います。
今後VTuberのドラマが一般的になれば、VRの世界で色んなバーチャルロケができるようになると思います。
そのためにも「四月一日さん家の」が成功して、VTuberエンターテインメントがより盛り上がることを心から期待しています。
5.おまけ:ごかPの過去作について
最近知ったのですが、ごかPはテレビ東京「ドラマ25」枠でやっていた「デッドストック」のプロデューサーだったんですね。
このドラマ、私は大好きだったので知った時は一人で喜んでました。
ジャンルはホラーなのですが、1話完結ですっきり怖くなれる楽しいドラマです。
というわけで私の中では、ごかPならきっといいドラマを作ってくれるという信頼感あります。
アマゾンプライムでも見られるので、興味がある方はぜひ見てみてください。
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