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諦め

諦めと言えば、400メートルハードルで日本代表だった為末大さんが書いた『諦める力』が話題になった。「諦める」と聞くとマイナスなイメージがあるが、何かを諦めることで新たな道を進めることもあるし、諦めないことで苦しい思いをし続けることもある。

「諦めなければ夢は必ず叶う」と言うのは根拠のない自信を与える言葉であって、実際は夢との折り合いをつけなければならない。夢にしがみついてムリを続けていると取り返しのつかないことになってしまうこともあるし、夢が叶ったとしても、その夢を見続けられるわけではない。

諦めがつかないことで苦しむのは自分だけではない。周りの人間にも迷惑をかけていることがある。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるが、これを実践できている人は少ないと思う。
何かしらの未練がそこにしがみつかせてしまうのだろう。濁された跡に残された人にとっては迷惑でしかない。

後進のことを考えるのであれば、先進は未練がましく止まっていないで、次のステップにサッと移れるようにしておく必要がある。後進が自分の実績を超えていくことを恐れてはいけない。「超えられるためにそこにある」というのはスターウォーズのマスターヨーダの言葉だ。
後進のいる人間はこの言葉を肝に銘じておく必要があると思う。

ヨーダと言えば...

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