AJCC、東海S、厳選勝負レース1/22(日)
両重賞は難しいが楽しみなレースですね。
AJCC ★★★
◎12レッドガラン
キレる脚は使えないが、脚が溜まれば長くダラダラと末脚を使う。中山金杯を評価しており、前半ゆったりと入れればあのようなギアチェンジも出来る。更に、札幌記念。ジーワン級のメンバー相手でも上がりがかかれば形を作れているように、乳酸抵抗力も高い。
今回、シャムロックヒル、バビット、ノースブリッジ、エピファニーと前に行きそうな馬が多くいて、それを早めに捉えたいガイアフォースもいる。今のタフな馬場での早仕掛けはNGで、じっくり脚を溜めてのロンスパが必須。上がりもかかるし、枠も外目、アサマノイタズラでこの舞台を勝っている人気薄の田辺騎手もドンピシャだろう。
○10ガイアフォース
明らかに力は抜けてるとは思うのですが、基礎スピードが高いタイプなのがどうか。この手の馬を気分良く先行させて中山で何度もやらかしているのがルメール騎手(AJCCオーソクレース、有馬アーモンドアイなど)。上にも記したように、早仕掛けでは最後までロンスパできない馬場。尚且つ、ペースが流れる可能性もあるメンツでどうか。何頭かに差される事は念頭においておいた方がいい。ただ、仕掛けを我慢できれば勝つ。
▲6ユーバーレーベン
ロンスパ勝負はこの馬の最も得意な舞台。大外ぶん回し大歓迎。ただ陣営が工夫して乗れ的なコメントを出しており、トチ狂った先行をしないか不安。
△13アリストテレス
馬券内に来ていい能力はある。キレる脚はないので上がりがかかる条件は必須で、ロンスパも問題なし、騎手もカズオで今の中山ではベストな騎乗を繰り返している。ただ能力の衰えが気になるところ。調教でも明らかに基礎スピードが衰えているが、それでも展開、馬場、騎乗が噛み合うと見てこの評価。
△7スタッドリー
下り坂のコーナリング性能がとてつもなく高い。前走はじっくり脚を溜める騎乗でかなりの末脚を披露した。キレ味比べでは部が悪いし、乳酸抵抗力比べでも部が悪い。なので前走のような騎乗が必須だが、坂井騎手継続騎乗で楽しみ。
東海S ★★★★★
◎3ロードレガリス
騎乗の技術ありきにはなってしまうが本命。コーナーでロスを省く事が出来れば突き抜ける。
今まで乳酸抵抗力の限界を全く見せておらず、脚さえ溜まればとんでもないロンスパを繰り出している。近走は平坦コースで全く向いてなかった。5走前のアルデバランSでは中京ではNGである、中途半端マクリからのコーナーで大外ぶん回し。それでオープンクラスをなんなく勝ち切るのだから相当なもの。
今の中京ダートはかなり時計がかかる乳酸抵抗力馬場で惰性で粘り込む事ができない馬場。つまり上がりも求められる。この馬にとってこの上ない絶好条件である。
○4ハギノアレグリアス
突き抜けた乳酸抵抗力を発揮し続けている馬。前走も完全なる騎乗ミスでの2着で何も悲観することはない。枠も良いし、騎手もいい。
▲8サンライズウルス
この馬も乳酸抵抗力の底を見せていない。だが、ハギノアレグリアスとの直接対決を見る限り、少し乳酸抵抗力が劣るように見えるためこの印。
△1ディクテオン
最高速度が突き抜けて高い馬。ただテンのスピードが全くないため、最後方からロスのないイン差しをするしかない。イン差しは馬群を俯瞰できる最後方内枠が最もやりやすい。松山騎手も中京のことをよく理解しているので、確実にやってくれるはず。あとはどこまで着順を上げれるか。頭はないが馬券内はある。