NiziU(Nizi Project)以前/以後

誰かに読んでもらいたいというよりも、この高まった気持ちを書き留めておきたくて。

今年は間違いなくNiziU(Nizi Project)(以後Nizi)の年だった。
そう思うのがNiziにハマった人のうち自分だけが思うのか、ハマった人全般が思うのか。

NiziU(Nizi project)とは

SONY MUSICと韓国の芸能事務所のJYPの共同事業で世界で活躍できるガールズグループを作るためのオーディション企画とそこで生まれたガールズグループ。
2020年1月から6月までHuluでオーディションが配信されたが、同時期に日テレのスッキリでもコーナーを設け、コロナ自粛の期間にスッキリで知りHuluで過去エピソードを追っかけるという人も多く、自分もスッキリのコーナーを数回みた記憶があったが、まだ追っかけておらずたまたまやっていたから見たけどいつやるんだろうと気になり続けていて、別番組でHuluを契約してから、4月から日テレ関東ローカルで始まった「虹のかけ橋」が始まる前あたりで一気見した。
TWICEは知っているがJYPは知らないしKPOPはBLACKPINKも BTSも当時は知らなかった。中学生の頃はSPEEDが好きだったがお金がないので高校生になってからベスト盤を買う程度で、それ以外ではアイドルの追っかけもしたことなく、何かの折でAKBのアルバムを1枚買ったが握手会も行こうとも思わず、すでにそのCDは手元にない。ASAYANは好きだったり、乃木坂のデビューまでの番組はみた記憶がある。それくらいの事前関心度で見たスッキリの最初の放送でニナを見て鳥肌が立ち彼女がアイドルになるまで追い続けようと思った。リマのパフォーマンスが七光など関係なく素晴らしいと感じ、この二人は絶対合格するのだろう、応援したいと思ったことを覚えている。

ニナの最初の登場とミイヒのNoBodyは擦り切れるくらい繰り返し見たし、全体も通しでも何度も見たが、一つのミッションを切り出して見ても十分コンテンツとして楽しめるのがNiziのすごいところだと思う。自分の目標に向かって誠実に日々努力を積み重ね、足りない部分は仲間と協力して成長し、アイドルやダンスなどに詳しくなくてもわかるその成長具合に感動し自分も頑張ろうと力をもらえる。
それこそがNizi Projectのコンテンツの魅力でありNiziUがこれだけ人気が出ている理由だと思う。


Niziを好きになるまでの2020年

2020年は1月から3月までのことは何も覚えていないのは多くの人がそうだと思うけど、自分も何も覚えてない。4月から自粛が始まったけど、3月から9月まで半年間仕事場と家族とお店の店員以外とは人と合うこともなく、ほんの僅かな友人ともメッセージのやり取りをする程度で1週間誰とも会話なしとかもあったけど寂しいとも思わず、自粛期間中に外に出て遊ぶ人たちの「ずっと家にいるわけにもいかないじゃないですか」というコメントを見ても全く理解できないくらい圧倒的な内向性の引きこもり体質だったから、普通に仕事がある分には人とのつながりの部分でネガティブにならなかった。
が、きつかったのは7月の春馬くんと9月の竹内結子さん。好きな人を急に、こんな形で失い、ずっと、もういないんだ、もう新作を見ることができないんだ、彼らの笑顔を見ることができないんだと思っていた。
コメディドラマの「カネ恋」を見ながら号泣していたり、9月27日は買い物中にレジで泣き出してしまったり仕事中もテレワだったけど無気力で何も手につかずポロポロ涙が出たり、希死念慮が酷かったり、明らかに鬱症状だった。
趣味での目標は地道に努力できて積み上がられていたのに。
Niziのコンテンツはずっと追いかけて楽しんでいたけど、もういいかなという気持ちも高まっていた。中学生の頃から、もう死ぬしかないとか自殺で人生終わるんだろうなと。


2020年10月2日以降


の数日前から予告動画があって、12月2日にデビューすることが発表されたことを10月2日の朝起きて通知を見た瞬間、生きよう、と思えた。
Niziを応援するために生き続けようという思いはデビュー日の12月2日に近づくにつれて強くなっていって、今この文章を書くに至っている。

こんな感情は自分が鬱状態だったりペシミストだったり心が不安定だからなのかと思っていたが、デビュー前日のNiziU関連のハッシュタグを眺めていたら同じように元気をもらったとかNiziUに出会ってから毎日が幸せだとか人生が変わったとか、そんな感謝の言葉やポジティブなツイートが多いように感じた。そんなツイートを見て泣いてしまうくらいには感情が高まっていた。

自分の感情が高まっているからそういうふうに世界が見えているのだろうけど、Niziにハマっていた人のほとんどがそのように日々の生きる力をもらって、彼女たちの笑顔でこちらも笑顔になっている。
他のアイドルのファンが自分の推しのグループや推しに対して同じような感情になるのかわからない。でも自分にとってはこの混沌とした未来を見ることが難しい時代に彼女たちが生きる力をくれたことはすごいことだし、みんながそんなポジティブな感情になっていることに嬉しさを感じる。
アンチだったりネガティブな噂があっても自分の感情はなんの影響も受けずに、ただ自分が好きで生きる力をもらっていることに感謝し、生き続け日々努力できているこそ、彼女たちの魅力だ。

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