怒らないこと

すぐにイライラしたり、人に八つ当たり的な態度を取るなど、巻き込まれた相手はもちろんのこと、本人としても居心地が悪いのになかなか改善されないのはなぜか?

ここに2種類の人がいます。
好き嫌いの感情で物事を認知する人。
良し悪しで物事を判断する人。

車を運転中に割り込まれたとします。
①の好き嫌い族は、あの人(割り込んだドライバー)はそういう人なんだろうな。私はそういうのは好きではないな。
②の良し悪し族は、あんな割り込み方は許せない。事故でも起きたらどうするつもりだ。責任は取れるのか?正していかなければならない。

どうでしょうか。
一見すると①は感情的で②は理性的と思いませんか?

でも本質は逆です。
思考としては①は認知しているだけで②は判断する行為があります。

実は良し悪しのジャッジを出してくると、どちらの正義が正しいのかの話になってきます。
そうすると、相手を正そうと、相手の価値観に踏み込みたくなります。
いわゆる敵対の対象が作られます。

思考にジャッジ癖があると、小さなことでもイライラして人との衝突が絶えない人もいます。

ミクロで見ると個人の人間関係ですが、マクロで見ると、国同士の付き合い方になります。
※ただ補足したいのが、ジャッジすることが悪いと言っているわけではありません。

ジャッジしなくてもよい場面で、つい思考癖として、自分の正義を押し付けたくなってしまうことがあるのなら、「あの人はそういうのが好きな人なんだ。」と他の国の文化を面白く受け入れるようにドライに流すことも、時にはバランスを取るという意味では身につけたい受け捉え方だと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?