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『グリーンウォッシング』を見極める意識と「ホワイトウォッシング」に落ち入らない社会創造!


ESG 投資基準が明確化されてきており、上場企業等は『環境投資』や『SDGs』などの理念への理解と「熱度」を社会にアピールする企業が増えてきています。

ESGやSDGsの本義を理解し、然るべき資本投下(直接的な儲けにはなり難い投資=コストと見做される傾向)が進められることは喜ばしく、歓迎されるものと思います。

でも一方では、『グリーンウォッシング』と呼ばれる「フェイク行動」をとる企業も少なからず存在しているのも現実です。

『グリーンウォッシング』って?
騙されない眼力を持つには、実情を知る事が重要です。
うわべだけ環境保護に熱心にみせることを「グリーンウォッシング」と言います。「グリーン(=環境に配慮した)」と「ホワイトウォッシング(=ごまかす、うわべを取り繕う)」を合わせた造語で、主に企業の広告や企業活動などに対して使われます。

具体的な事例があります。

* フォード・モーターはTaurus SHO 2010モデルにエコブーストと名づけたが、2010 Taurusの燃費(17/25mpg)は1990年モデルの燃費(16/24mpg)と変わらなかった。

* キンバリー・クラーク社は「環境にやさしい、ピュアでナチュラルなおむつ」として製品を売り出したが、実際は、外側には有機栽培の綿を使いアロエとビタミンEを加えていたものの、内側には同じ石油化学製品のゲルがあった。

などなど、そのほかにも沢山の事例があります。
(詳細は添付サイトをご覧ください。)

https://ideasforgood.jp/glossary/greenwashing/

企業活動の共通すること目的は「ウェル・ビーング社会創造」です。

企業がサスティナブルな事業活動を継続してゆく為には、社会価値創造に対するリターンとしての「利益」が必要です。 

でも、マーケティング戦略と称し『グリーンウォッシング』的なフェイクブランディングで「顧客」を欺く行為は、社会的に許されるものではありません。

過度な企業間競争は、時としてフェイクを助長します。
そして、組織内での「成果競争」に邁進する企業戦士にとっても、時として「ホワイトウォッシング」の魔の手が忍び寄ることもあります。

経営者は、組織が『グリーンウォッシング』、「ホワイトウォッシング」といったフェイクに陥らない組織社会創造が求められます。

これも「場」つくりの一つです。

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