「こども」は人類の未来資産

社会福祉法人『中野こども病院』との出会い!

HLD Lab の社会活動の一環として、日本で唯一の社会福祉法人小児科病院「中野こども病院」の木野理事長とのご縁をいただきました。

「中野こども病院」は、大阪市旭区にある昭和41年創立された79床の規模を持つ民間の小児科病院です。
病院としては小規模ですが、小児科病院としては日本一です。

「心身両面からの医療」と「小児救急医療」の充実を掲げて地域医療に貢献されてきた小児科病院です。
少子高齢化の時代、患者数が減少しており、民間小児科医院では赤字経営の所が多いなか、50年以上にわたり「こども医療」に貢献されています。

こどもは、未来社会を担う「人類の財産」です。
こどもは、親元で育てられる!との思い込みがありますが、実際には、多くの人と関わりや大人の中で育てられることで、「社会性」や「適応性」を学んで成長してゆきます。

成長の過程では「病気」や「怪我」に見舞われることもあります。また、こども本人の問題だけではなく、親が「社会風邪」に罹患することや、様々な困難に直面することもあります。
こどもは、そうした影響をもろに受けることになります。

木野理事長はじめ、小児科医、看護師、薬剤師、栄養士、検査技師、心理士、保育士、ソーシャルワーカー、事務職員など多くの小児専門スタッフが一体となって、全てのスタッフが、「人類財産」としてのこどもたちが、抵抗力と免疫を身につけて大きくなってほしいと願われながら「小児医療のあるべき姿を求めて」日夜活動されています。

木野理事長は、

『小児医療は、「育児支援の役割」を果たすべきと考えています。胎児期・新生児から乳幼児期、小児期、思春期は、ライフサイクルの中で人格形成に重要な時期です。ひとり一人に特徴があるように、健全な心身の成長にはそれぞれに適切な環境を考えてあげることが必要です。そのためには、医療と教育、福祉、さらには地域社会が一体とならなければなりません。当院の施設、機能、人的財産を社会貢献に資するため、敷居を低くして垣根をなくすように努めています。令和の時代を生き、日本の将来を担う子ども達を一緒に見守り、支えていきましょう。』

との想いを持たれています。

私は、この『想い』に強く共感すると共に、HLD Lab が目指す社会の形そのものを感じています。

私は、今の日本社会には「意識のバイアス」があるように思っています。

つまり、

こどもを育てるのは親の責任!との社会常識。
核家族化しているパパママにとって、仕事と育児
の両立がし辛い社会!

その根源には、組織社会の意識は「働く」を最優
先させて、「子育て」はプライベート問題と考え
る社会傾向。

そうした意識の中で「働き方改革」が錦の御旗に
なれど、相変わらずの長時間労働と硬直的な労働
スタイル!
加えて、氷河期就職世代を生み出した組織社会の責任に対する「言い訳」。

なぜ「少子高齢化」なる事態となっているか!
の社会意識には、人間として「こどもを産み育てる喜びと苦労を伴う幸福」より、「大人の利己心や事情」そして『人類財産たる「こども」への社会の無関心と冷たさ』が優位となっている現実に目を向けようとしない「バイアス社会」!

木野理事長は医療法人の立場から、こうした社会への警鐘とメッセージを送っています。

私はHLD Labという吹けば飛ぶ小さな組織を通して、同じ社会意識を持つ方々と連動しながら、人類の財産であり「人生幸福」を支える「こども」と「親」、そして「社会」のウエル・ビーングに向けた活動を続けてゆきたいと思っています。

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