AIテクノロジー等活用の「倫理観」

今朝の日経新聞の一面にも取り上げられていますが、「リクナビ」が提供していた「内定辞退率」の予測数値販売をめぐり社会の風が吹いています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT、AI、ビッグデータ解析、RPA、ロボティクス、ゲノム解析、iP細胞、FMRI, 自動運転車...
と、社会は、どんどん便利かつ長寿世界となっています。

新技術は人類の英知の賜物ですが、本当に人類にとって幸福をもたらせるものばかりなのでしょうか。

シンギュラリティの議論があります。
AIが人間を支配する社会!
マトリックスやロボコップで描かれたSF社会が、現実となる時代!

機械力が人間力を超える事、そしてビックデータとAI解析で、自身の暮らしや人生を明け透けに社会から見られてしまうような事が「便利」で「幸せ」なのでしょうか?

ゲノム解析、DNA鑑定などの技術は、私たち人間一人ひとりの「未来人生」を、かなりの確度で「予測的可視化」を可能にします。

ネットワークを通じた各種センシングや、SNS ビッグデータ解析技術、そしてGPS等の行動解析を組み合わせてみると、私たちの過去や現在の暮らしが見えてしまう社会。

企業活動にとっては「便利」で「有用」な情報かもしれませんが、行き過ぎると「人類不幸」の社会を作り出しかねません。

「AIテクノロジー」や先端的技術開発の目的は、「人類幸福」の実現であるはずなのですが、時として、金銭資本主義社会における、「儲けのサポートツール」化している面もあるように感じます。

もちろん、合理的な「価値創造」活動の一環としての活用は、意義・意味のある事だと思いますが、しっかりとした節度と「倫理観」(といっても曖昧ではありますが...)を持って活用する事が大切です。

「幸福社会創造」に向けた技術革新を望みたいところです。

今日はこれから浜松で一仕事!
新幹線の中でのメモでした^_^

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