『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その16 『サーバント・リーダーシップ』の習得術
「サーバント・リーダーシップ」とは人間力に根ざす奉仕の精神を意識したリーダーシップです。
組織という、共通目的を有するコミュニティーの中で、お互いの存在を認め合いながら、自分より社会経験が短い若い人たちや部下に対しても、奉仕の精神と愛を持って組織活動に貢献してゆく意識が「サーバント・リーダーシップ」です。
部下を「育成」しようと、あれこれと指導しても部下は育ちません。
「人を育てる」と言う意識の背景には、教える側は教わる側より優位の意識構図が存在しています。
要は、教える側の「育ててやる!」オーラが強く出すぎると、教えてもらう側の人心に反発意識が生まれるのが人間心理です。
教える側は謙虚に驕らず、人間通になり人間力オーラでもある「サーバントリーダーシップ」の精神を「魅せる」事により人は自立的に育ちます。
サーバント・リーダーシップに必要な特性は、
1.話を聞く「傾聴」
2.気持ちを理解する「共感」
3.ストレスを与えない「癒やし」
4.ヒントを与える「気づき」
5.理解を促す「説得」
6.分かりやすく説明する「概念化」
7.見通しを示す「先見力」
8.信頼関係を構築する「執事役」
9.相手を伸ばそうとする「成長への関与」
10.真の協力関係を構築する「コミュニティづくり」
と言われています。
上長は部下に対し「説教」するのではなく、これらを日々の仕事生活のなかでの姿勢や態度、そしてやって見せることです。
私たち仕事人は、どのような立場であろうが、大局的な視点と働く事への自負を持ち、 サーバントリーダーシップ&ホスピタリティマインド を意識し、組織の「人」を知り「想い」を感じる感性と、自身の人間力(誠実 謙虚 情熱 信頼)を高めてゆく努力を怠ってはなりません。
そして、業務専門知識の習得と情報収集に尽力し、現場主義を徹底しながらリーダーシップを発揮し、組織のダイナミズムに挑戦してゆく事が大切です。
エイジレス・ライフデザインに共通する心構えであり、チーム・ビルヂングやコミュニティ・ビルディング、そしてソーシャル・ビルディングに大切な考え方だと思います。
次回は『シェアリング・リーダーシップ』についてお話しします。
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