テーマパークの「場」つくりと経営

昨日、NHK 『プロフェッショナルの流儀』をご覧になられた方もいるかもしれませんが、サンリオエンターテイメント社長の小巻亜矢さんの「テーマパーク再生」秘話と、日常の奮闘記が紹介されていました。

この間も小巻さんを紹介しましたが、『サンリオピューロランド』と大分の『ハーモニーランド』を活気のあるテーマパークに「再生」された舞台裏のエピソードと、ご本人の社長としての日常を追う番組で、より一層小巻さんの人となりを知ることができました。

お子さんを亡くされた辛い過去、離婚の試練、子育てしながら生きる力を培い還暦を迎えた「社長」の人間力が、事業再生のパワーとなっている事をあらためて知りました。
素晴らしい魅力のある経営者だと思います。

『ウィッシュミーメル』と呼ばれるキャラクターがいます。
私はよく知らなかったのですが、フランスから来たうさぎの女の子「メル」は、今や大人女子の心を掴む存在に!

これも小巻さん直々に「プロデューサー」として、現場のクリエイターの方々とプロモーションしながら創り上げてきたとのこと。

社員を、「信じて、支えて、伸ばす」プロフェッショナル経営者の流儀!
『ダメなら自分が責任を取る』と公言し、社員の個性力を最大限に引き出す手腕。
簡単に聞こえますが、なかなか出来るものではありません。

小巻さん曰く、
『事業ですから、利益はもちろん大切ですが、社員がワクワクして楽しみながら働ける環境つくりが大切。』

社員を信頼し任せること、そして必要なときに支えること、そうすれば、自ずと素晴らしい活躍をしてくれて、リピーターファンを増やしてゆくことにより事業も活況を取り戻せる経営術。

「人」に優しく『愛』のある経営。

『愛』ある経営⁈
そんな甘っちょろい事言っていては経営なんか出来ない!との声もあるかもしれません。

以前のブログでも書いたのですが、「テーマパーク」の「場」つくり(経営)は、組織の「場」つくりそのものです。

組織の「場」つくりを担う、総務人事FM部門の方々にとっても、小巻さんの「場」つくりロールモデルは多くの示唆があります。

そして、最も意識すべき方々は、企業組織のトップマネジメントを担われている経営者!
と思ったのは私だけではないはずです。

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