『組織の記憶』を創造力に変換してゆくメタバース「場」つくりとは!
「組織」とは、合目的的な「人間集団」
人が集まり、人が持つ知恵と力を合わせて価値を生み出してゆく過程と経験が「組織」に『記憶』を蓄積させてゆきます。
「組織」は過去の経験から学習しますが、学習のスピードには組織風土・文化や産業、業種、官民等で違いがあります。
「組織」も人と同様に、経験を蓄積するほど作業効率や生産性が高まる傾向はありますが、組織内で、部門横断的に活発な情報交換や共有がされる"風通し"の良否によるところが大です。
『組織の記憶力』とは、個々のナレッジワーカーの暗黙知たる「個知」を形式的たる「組織知」に変移させた上で、「組織知」の二次利用や共有化をシステマチックに実践する「場」を意味します。
『組織の記憶力』を飛躍的に伸ばすためには、組織のメンバーの「誰が何を知っているか」を知っておくという「トランザクティブ・メモリー」を活用すると共に、「物理場」の制約と限界を超えられる『バーチャル場』、最近のブーム語を使えば『メタバース場』を周到に設計・デザインしてゆくことが重要です。
「バーチャルオフィス」とか「メタバースオフィス」と称するサービスが提供されていますが、単にバーチャル世界で「コミュニケーション(話し)」ができるだけでは、セレンディピティは触発されませんし、「わざわざ使うシステム」なので、利用者はいずれ飽きてしまいます。
「組織」を漫然と放置すると、意識知のサイロ化を助長し、記憶機能不全症候群に陥るリスクがあります。
「組織活性化」とは、こうした状態にならないための「場」つくりともいえます。
『メタバース場』の価値は、わくわく状態を演出しながら、「組織の記憶」をクリエイティブコミュニティ(ミーティングやブレストなど)の中に「リマインド(触発)」させるAIアルゴリズムを実装させて、ヒラメキ(セレンディピティ)を「誘発」してゆく「場」を創造してゆく事です。
「組織の中で誰が何を知っているか」を自然に日頃から意識できる組織の運営を行うには、XRテックを活用しながら「トランザクティブメモリー」のシステム設計と、『メタバース場』を融合させてゆく組織デザインが重要です。
具体的な設計術と手法は、別の機会にお話しせてゆきましょう。
ご関心ある方は、個別にご連絡ください^_^
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