BCPとLCP(Living Contingency plan)

台風25号による千葉県の被害は、日を追うごとに深刻さが露呈してきています。

農林水産業への被害総額は400億円を超えるとのこと!
千葉は首都圏への食供給の重要県!
手塩にかけて育ててきた野菜や養殖魚が壊滅的になってしまいました。
関係者の皆様の無念を察すると共にお見舞い申し上げます。

さて、今日は「暮らしの危機管理」について考えてみたいと思います。
総務仕事では馴染みのあるBCP!ならぬ、LCP(Living Contingency Plan)の在り方と、日頃の心掛けを綴ってみました。

リスク対策.comの中澤編集長は、「危機管理あれこれ 個人、企業、行政全てに共通する台風15号の課題 想定の甘さと被害状況の確認」として危機管理の甘さを指摘しています。

https://www.risktaisaku.com/articles/-/19908

危機管理のプロとして、もっともなご指摘をされているのですが、「危機管理への盤石の備え」はどれほど実現性のあるものか?
を総務経験者の立場から考えさせられてしまいます。

3.11の津波も想定外でした!

三重県の豪雨 1時間に120mmの雨も想定外でした!

そして、今回千葉県に、吹き荒れた風速57メートルの風も想定外でした!

結果、送電線の鉄塔が倒壊し、一か月以上も電気の無い生活を余儀なくされる事態となっています。

危機対応と想定の甘さ!はその通りでしょう。でも、想定レベルをどこまでにすればよかったのか!は後の祭り。
言っても元には戻りません。

仮に、風速60メートルに耐えられる鉄塔や電信柱に設置変えするとすれば、いかほどのお金と時間労力がかかるのでしょうか。

また、小池知事が言われている送電線の地下敷設をするのも同じ課題があるはず。

勿論、経験した自然災害の大きさに合わせ、対策を講じることは大切ですが、もっと基本的な備え、Living Contingency Plan (LCP)を日頃から意識しておくことが大切です。

でも、LCPといっても、どうすれば良いのか! 誰もがわかりませんよね。

以下は私流のせいぜいの対策!

・当たり前の「電気」が無い生活をシュミレーションしておく

→ 防災仕事を通して模擬訓練の経験をした事がきっかけ。
今の生活はほとんどが「電気」に支えられています。例えば、冬場にストーブをつけるのもファンヒーター!電気が必要です。
そこで、昔タイプのブルーファイヤーを購入しました!

・照明は防災ライトを備蓄 ロウソクも

・水は40リットル(夫婦2人)備蓄

・ラジオに乾電池、手動ダイナモで携帯の充電

・自宅の周辺の海抜メートルを把握

・風で飛ばされそうなものをの固定

・食の確保
などなどです。

たいしたことはできません!
電気が止まった生活は想像を超える不便さと命にかかわる重大なこと影響もあります。

発電機やエネファームを入れれば良いかもしれませんが、なかなかそうもゆかず...ですよね。

LCP は私にとって大きなテーマです。

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