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DAOの研究 その1非営利型株式会社の活用法


メタバース空間の中で『DAO』的活動を推進してゆく構想を検討しています。

メタバース空間の創出に向けて様々な事業者が競争(狂騒)しています。
Web3 が国家戦略になってくる2023年!
一方で、「我が社のメタバース空間こそ最高」、との囲い込み(シェア拡大)に尽力している事業社は、ひたすらWeb2的な活動をしている(ように私には映るのですが…)現状では、Web3コンセプトの社会への移行にはつながりません。
クロスチェーン化されたメタバースの発想は多くの事業者が考えているはずです。
メタバース(太陽系)をマルチバース化(銀河系)させながら、ギガバース(超銀河団)的な「ユニバース」(大宇宙)を創り上げてゆく発想が必要かと。

その上で、デジタルギガバースの時空間テーマパークに不可欠な「アトラクション」としての『ソーシャルコンテンツ群』の魅力価値を、いかに演出してゆくかの発想と実践が問われてきます。

コミュニティDAOの構築と運営はその一つと思います。
ただ、DAOの概念が「分散型自律組織」と、まだまだよくわからないのが現状ではないでしょうか。
そこで、このシリーズでは、私なりにDAOの実務的構築の仮説を色々と考えてみたいと思います。

第1回は、非営利型株式会社の活用!
(概念は添付資料をご覧ください)
トークノミクス等経済設計は別の回に考えてみますが、まずはDAOの「器」としての視点を考えてみたいと思います。

一般的な株式会社は「金銭的利益獲得」を目的として、経営者が株主からの付託を受けて運営します。結果、稼得した利益は役員賞与や配当として分配されます。資本主義の根幹とも言えますが、ベネフィシャリーは主として株主(資本家)となる構図。
資本市場で株式が上場されると大きな金銭価値を享受できる仕組みに、多くの「投資家」が虎視眈々の世界。(株式市場のメカニズムは、行動経済✖️心理(思惑)経済ともいえます)

非営利型株式会社とは、「利益」稼得を目的とするものではなく、社会事業推進の「器」として活用する株式会社会社。
NPO法人的に思われますが、運営スタイルが株式会社の持つ合理性を残しつつNPO活動を機動的に実現できるものです。
この非営利型株式会社をホラクラシー型のマネジメントを前提に「DAO」として運営してみる事を考えています。

社員は雇用されるのではなく「パートナーシップメンバー」として、MOU的なゆるい合意に基づき活動してゆきます。
それぞれのプロジェクト単位でミッションを合意した上で協業してゆきます。
アジャイルスクラム型のチームマネジメントスタイルのイメージは、各メンバー一人ひとりが相互に責任と権限を共有するスタイルです。

諸事問題や論点がたくさんありますので、こうした仮説とトライアル&エラーの繰り返しにより洗練化させてゆく事になります。

-続く-

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