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【エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート その30 『褒めて』人が育つ環境をつくる意味とは!

今の日本の組織社会は、人を「褒める」事で「人が育つ」環境をつくろうとする意識はまだまだ低いように感じます。

どちらかと言えば、現実は「厳しく鍛える」事で「人を育てる」意識が根強いと思います。 ジェネレーションXの世代、言い換えれば「ガンダム世代」の人たちが組織社会の経営・管理職を担っている場合、「根性」「ガッツ」「死ぬまで闘え!」という「体育会体質」で上から下を「鍛える」傾向がまだまだあります。

仕事社会は厳しいものです。

社会人になれば、誰もが「厳しく鍛えられる」経験をします。
組織の年長者は、若手を「厳しく鍛える」役目を担う事で組織が強くなります。
問題なのは「厳しく鍛える」方法がハラスメントまがいのやり方しか出来ないケース!

不幸な結末になってしまいます。

未来型組織の「場」つくりに於いて大切な事の一つは「褒める」風土つくりにあります。

私は、組織社会で良好な人間関係を築いたり、チームビルディングを円滑に進め、部下のモティベーションを向上させるには、正しく「褒める」事が大切と考えています。

今回は、部下を持つマネジャーのみならず、社会生活を送っている全ての方々にとって「厳しく鍛える」際の 有益な「褒め方」についてお話しします。

会社組織や官公庁、病院、学校、諸団体...等で働く全ての社会人は、様々な人間関係を抱えながら社会生活を送っていますが、自分の行動や行為が他の人から認められれば喜びや満足感を感じます。

人間誰しも「よくやった」と認めれればテンションも上がりますし、やる気スイッチも入ります。
組織の中でチームビルドする場合や、プロジェクトメンバーの活力を上げる場合に、貢献寄与したメンバー皆を「褒める」ことでチームモチベーションを上げる事ができます。

気をつけておかねばならないことは、モチベーション向上を企図した「褒める」とは、相手を「称える」事であり、相手を「おだてる」事ではない、ということです。

時々「褒めて育てる」意味を「おだてて育てる」と誤解している人がいます。
「称える」ことと「おだてる」ことは、本質が異なります。

何らかの価値を創造し、組織貢献を果たした場合には「称える」褒め方になります。
一方、成果を出させようと動機付けさせる段階で、チヤホヤして気持ちを有頂天にさせてしまうのは「おだてる」褒め方であり、何ら「価値創造」の成果に対するものではありません。
「おだてる」事の弊害は、自惚れに繋がり、組織力を低下させる事もあります。

組織社会に於ける良好な人間関係を維持したいと思う人たちや、部下を持つマネージャーは、正しい「褒め方」を知る事で、円滑な対人関係維持やチームのモチベーション向上を果たしてゆく事が出来ます。

そして、もう一つ大切な事。

それは、称える褒め方もタイミングと頻度を考けなければ「おだてる」と同じ事になります。
「場」つくりのプロデュースにおいても、相手の心に伝わりモチベーション向上に繋がる「褒め方」を意識しておく事が重要です。

エイジレス・ライフデザインに大切な視点です。
貴方も褒め上手になりましょう!

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