「労働組合」視点から見る「場」つくりと「働き方改革2.0」

今日は、ライフシフト協会の定例会です。
移動の隙間時間でメモしてみました。

昨日は、大手企業の労働組合委員長や書記長の方々に「ワークハピネスを実現する労働組合とは~「働き方改革」時代の労働組合のありかた。」として座談会をさせていただきました。

いつも、人事総務部側からの目線で「場」つくりのお話をする事が多いのですが、私の想いは、働く人々全てを考えている事もあり、「労使」と言った対立構図をイメージされがちな「労働組合」の方々に「組合員視点」での「場」つくりとは!
をお話ししました。

働いている人々の便益と健康的な労務環境の整備という観点では、労働組合や 組合がない会社の場合、従業員代表や衛生委員会での活動と協調し共同歩調をとってゆくことも大切です。

「労使」が一体となり、働く人たちの幸福「場」つくりを進めて行く事が、これからの時代は大切です。

労働組合や従業員代表は、人事総務部門と協調して、「組合員」だけでなく非組合員等、組織社会で働く人たち全てのエンゲージメントパワーを最大化する戦略視点を持つ事が大切です。
もちろん「労働者組合」ですから、便益対象は非管理職労働者ではありますが!

昨日、組合幹部の方々にお伝えした事、
それは、働く人たちにとっての「幸福・ウェルビーング」を支える環境条件と「場」の意味!

今更、当たり前の事ばかりと思われるかもしれませんが、なかなか出来そうで出来ていないこともたくさんあります。

具体的な幸福・ウェルビーングの構成要素として、8つの向社会的ポジティブ感情があります。


希望
喜び
寛容
思いやり
信頼
畏敬
感謝

これらは、自己というより人間同士のつながりから生じるものです。

全ての感情がポジティブである必要はありません。時にはネガテイブであってもいいのです。大切な事は、そういう自分の状態を知る意識を持っておく事です。

「場」つくりとは、組織のマネジメントとも言えます。「場」つくりで最も重要な視点は、組織で働く人たちの想いを意識する事!

そして、組織で働く人間同士の関わりをいかに円滑にして、個々の能力を発揮してもらい価値創造活動を進めてゆくかが経営者に課される責務でもあります。

ベタなアプローチかもしれませんが、今こそ「幸福・ウェルビーング環境構築」を労使協調の重要な柱とすべき時代となっていると思います。

誰が牽引すれば上手く機能するでしょうか。

「総務人事部門」と「組合・従業員代表側」との横断的連携が必要です。

これからの時代、時短や残業削減が軸となっている「働き方改革1.0」から、働く人々の心にフォーカスした「働き方改革2.0」のステージに入ってきます。
組合幹部の方々の果たす役割は益々重要になると思います。

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