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ワーケーション思考!「同床異夢」のコンセプト統合に向けて!  その4


ワーケーションを「哲学的人類学」から考えてみます!

私の「ワーケーション思想」の根底にある人類観は、「ホスピタリティ社会創造」を基盤とした、その先にある、ある意味人類にとって究極のあるべき社会とも言える『幸福な人類社会』の創造!というもの。

ちょっと大げさな言い方ですが、『哲学的人類学』(私の勝手な造語ですが、応用人類学*の一つとの意識です)が意識のベースにあります。

*【参考】そもそも人類学とは、『人の身体形質および文化を研究し,その総合的認識に立って人を理解しようとする学問です。 18世紀以後に発展したもので,生物としての人を扱う「自然人類学」(形質人類学),人の築き上げた文化を主要課題とする「文化人類学」のほか,「先史考古学」「民族学」「社会人類学」「心理学的人類学」「言語学的人類学」「応用人類学」等の分野があるとされています』

「ワーケーション」を、既存の社会制度や標準の視点から議論されると、現状のように「さまざま意見」が錯綜し、何を目的としている「社会システム」の価値なのか!が不明瞭になりがちです。

私は「ワーケーション」のコンセプトは、これからの人類未来にとって「幸福な社会」創出に繋がる、新しい触媒的価値の一つであり、人類の原点回帰に不可欠なコンセプトであると思っています。

それは、ヨハン・ホイジンガの研究から多くの学びを得ることができます。

ホイジンガは、人間を「ホモ・ルーデンス」(遊ぶひと、遊戯人)と呼び、遊び(ルードゥス)こそが他の動物と人間とを分かつものであり、政治、法律、宗教、学問、スポーツなど、人間の文化はすべて「遊びの精神」から生まれた、あるいは、あらゆる人間文化は遊びのなかにおいて、遊びとして発生し、展開してきたものであると主張しています。

ホモ・サピエンスには、ホモ、ルーデンス(遊びの人)のDNAが脈々と受け継がれているということ!
人間は、自然の摂理の中で「遊び」の感覚を大切にしながら進化してきましたが、科学が人間社会を支配するにつれ、原始生活の記憶は薄れて(忘れられて)きました。

自然の中で、意識の原点回帰を誘発する「暮らしのスタイル」こそが「ワーケーション」の本質であり、ワーケーション・コミュニティを創造してゆく概念が「コ・ワーケーション」スタイルとも言えます。

Co-Workationスタイルを体験してゆきませんか。😃

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