見出し画像

テレパシーコミュニケーション術 その5意識・無意識と潜在意識そして「気」の話!


急に夏がやってきた日本!
熱中症に気をつけて活動しましょう。

さて、シリーズ第5回目は、意識・無意識そして潜在意識について!です。そしてその先にある「気」を含め、要は「意識」と「気」について考えてみたいと思います。

参考となると図書として、下條信輔氏の『「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤』(添付参照)をご紹介しながら、「チームビルド」に不可欠な「意識」についてお話しせてゆきます。

さて、「意識」とは何でしょう。

あまりにも当たり前の言葉ゆえ、日頃、改めて考えることなどありませんよね。

一般的など感覚として、

知覚を感じるとき「意識がある」
状態に気づくときには「存在を意識する」...
社会的関心や態度・自覚をあらわす意味として、「意識が高い」「罪の意識」「意識改革」...働き方意識改革など!

そして心理的・哲学的な捉え方として
・自分自身の精神状態の直観。
・自分の精神のうちに起こることの知覚。
・知覚・判断・感情・欲求など、すべての志向的な体験。

と言ったように「意識」は様々です。

冒頭ご紹介した本より「意識」と「無意識」に関する考察の一部をご紹介します。

-Quote-

意識の中心から周辺へ。
そして、無意識へ、身体の反射へ、という芋づる式の連続体、それも反問されると境界が変わり、無限に枝分かれしていくような融通無碍の連続体。
この中にこそ意識の本質が見え隠れしている気がしてなりません。意識とはこのような連続体を「地」とする「図」なのです。

「意識」は、無意識と呼ばれる膨大な「地」があり、その一部が「図」として浮かび上がってくるものを意識として捉えることが可能ということです。そして、この意識は常に浮かび上がってくるわけではなく、

「思いを果たせないとき」
「行動を評価するとき」
「他人の視点から見るとき」

の3つの場合に浮かび上がってきます。

3番目の「他人の視点から~」というのは、「他人に見られている」と自意識過剰気味に感じる場合です。

(中略)

この3つのケースが「自由な行為」を妨げられています。
「自由な行為」は、没頭し、われを忘れている 状態、無意識の状態であるときに「自由な行為」は、実現します。

(以下略)

-Unquote-

「無」の境地で!という状態は「無意識」の意識!

集中状態を演出するフローに入れるヒントになる考え方です。

次に、潜在意識について考察してみましょう。
皆さんは、「サブリミナル効果」という言葉を聞いた事があると思います。

様々な議論や、是非を問われる事もありますが、「サブリミナル効果」とは、「意識」と「潜在意識」の境界領域より下に刺激を与えることにより、人が「無意識」のうちに「自覚」する効果、または、人間の「潜在意識」に「無意識」のうちに刺激を与えて影響を与える効果と言われています。

つまり、潜在意識を呼び起こす効果とも言えます。

このシリーズテーマである『テレパシーコミュニケーション』の根底にあるものです。

私たち人間には、過去になんらかの体験や経験をした事を、意識下では「忘れている」『ことごと』が沢山あります。
でも、脳内にアーカイブ(無意識の中の記憶)されている『ことごと』が、何かのきっかけで発出することがあります。

『あっ、思い出した!』的な経験や、『アイデアがひらめいた!』『神が舞い降りてきた!』など、セレンディピティを誘発する瞬間を体験された方もいらっしゃると思います。

私が「場」創りでこだわってきたことの一つが、「サブリミナル効果」を応用して、非言語コミュニケーションの質を増幅させる手法です。
チームメンバーなど、相手の無意識や潜在意識に対して、語らずして意識やエネルギーを伝える技です。

そしで、意識やエネルギーを伝える「伝導体」こそが『気』という人間が持つ超力(超能力というと….?となりますが)です。
気配や気配りなど、何気なく使っている言葉の裏に潜む「気」の存在は無意識です。

「テレパシーコミュニケーション」は夢物語ではなく、社会実装してゆける可能性は、生成AIが身近になってきた今こそ現実味を帯びてきたと思います。

-続く-

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?