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『エイジレス・ライフデザイン』の心得ノート  その28 「感動」をプロデュースするワクワク場つくりとインナーブランディング!

ワークスタイルが多様化し、在宅テレワーク、ノマドワーク、サテライトワーク等、オフィスを始めとする「職場」に出社しなくても仕事をするスタイルが広がりつつあります。
Covit-19が拍車をかけています。

新しいワークスタイルを導入にあたり、必ず議論になるのは「労務管理」や「人事管理」の問題です。 「仕事しているのかサボっているのか管理出来ない!」「残業時間の考え方はどうするのか!」とか「上長とのコミュニケーションが出来ない!」...etc

社員一人ひとりの能力や潜在力を最大化させて、それぞれの企業が担う社会的ミッションを果たしてゆく事が、全ての企業に共通した課題です。

「管理」「監視」する事が目的ではありません。
性悪説にたって社員を信用しないマイクロマネジメントスタイルと、性善説に依拠し、社員を信用し信頼するトラストマネジメントスタイル!どちらがクリエイティブでしょうか?

社員力の原動力は、ワクワク感を感じられる「喜働」や「幸楽働」という面白仕事ができるかどうかにあると思っています。
『ワークハピネス』の世界!
「働き甲斐」や「働く喜び」を感じながら楽しく面白さを感じて働く事です。

組織社会において「仕事」は厳格であり、誰しもが時として辛く苦しい経験をしていると思います。
しかし、「働く」という事は、本来、社員一人ひとりが「遣り甲斐」を感じ、「楽しい気持ち」、「喜び」や「満足感」を感じられなければ、要は面白くなければ、仕事は「苦役」となってしまいます。
苦役からは創造的な発想はでてきませんし不幸です。

社員にとって、「働く事」が苦役ではなくワクワク感を感じ、楽しく喜びを感じられる「面白仕事」となれば、働く場所に関係なく、一人ひとりの潜在能力たる「個力」が高まり組織のイノベーション力が劇的に向上します。
仕事が面白ければ「サボル」事など考えなくなるでしょう。

組織に於いてエイジレスに社員力を高める秘訣には二つのポイントがあります。

まず第一に、社員一人ひとりの潜在力を顕現化させる「場」のパワーを再認識する事です。
エイジレスに社員が自発的に、且つ喜んで働ける「場」、働く喜びが自分自身の「感動」を呼び起こす「場」、その「感動」が「幸福感」をもたらす「場」の力が社員の潜在を引き出します。

二つ目のポイントは、同じ組織で働く全ての人達が、上司と部下のヒエラルキー関係ではなく、若手もベテランも、社員同士の相互信頼と尊敬の念を忘れず「同志」意識を感じられる「風土」を創りだす事です。
私達は、人生の多くの時間を「仕事」に費やし暮らしています。
暮らし場として過ごす仕事場においても、社員一人ひとりが喜びや幸福感を感じられ、豊かで面白い時間・空間を楽しめる「場」を創りだす事が、多様なワークスタイルを意味のあるものにして、組織の価値創造活動を支えてゆきます。

そして、もう一つ大切なの要素は「感動」の演出とマネジメント手法である「インナーブランディング」のデザイン力です。
「インナーブランディング」とは、企業等の組織や集団で働く人たちに対する「感動・モチベーション」マネジメント手法の一つです。

私たちは、喜びを感じられる仕事、面白い仕事、ワクワクする瞬間を楽しめる仕事ができると、達成感や満足感そして幸福感を感じるものです。
働く人たちが満足感や達成感を味わえる頻度を高め、自らが属する組織や集団で働ける喜びや誇りを感じられる時間・空間を創り出す事こそがインナーブランディングの目的であり、感動・モチベーションマネジメント!言い換えれば「ハピネスマネジメント」ともいえます。

「感動」とは、情動を揺り動かす心の現象であるとともに、期待や予測していたことを越えた何か!言い方をかえると、予想外価値を与えてもらった時に感じる「サービス価値」でもあります。

「えっ、うそー!こんな事して貰っていいの?」といったものです。
予想外価値は、当事者に対する能動的なサービスから生まれるものであり、この「感動」を与えられるサービスを提供するには、対象者の望みを知るだけではなく、対象者の「気持ち」を掴み取る事が必要です。

対話の中から望みを知り、さらに個性を観察しながら「心」を読む事で「感動」を与えられるサービスが提供できます。
感動体験をした人は、予想外サービスをしてくれる企業や組織に対しブランド価値を感じ「ここで働きたい」「もっと貢献したい」「○○さんの為に頑張りたい」....といったモチベーションが高くなります。

「モチベーション」を高める為の動機付け手法とか、ノウハウ本は沢山ありますが、忘れてはならない視点は「感動」をプロデュースする意識を持っておくことです。
「エイジレス・ライフデザイン」にとって大切な心得の一つです。

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