『今日を愛する「LION」』が社員に副業を紹介!

時代は変わりつつあります。

次世代のヘルスケアカンパニーを標榜する「ライオン株式会社」
創業130年の歴史を誇る大手企業です。

この老舗企業が、新たに導入する制度が「社員への副業支援」!

新卒一括採用で、「偏差値」や「IQ」の高い、所謂『優秀』な人材を「終身雇用と手厚い福利厚生制度」で「就社&純粋育成型 囲い込み雇用」をしてきた「日本型雇用システム」が変わりつつあります。

日本の大手大企業に勤める人や公務員の方々は、雇用の安定が、かなり高いレベルで「保証」されています。ただし、今朝の日経新聞一面にも『「黒字リストラ」拡大!』とあるように、安心してはいられない時代ではありますが。

大手組織に就社・就職し、ローテーション人事システムの中で、同じ組織の中で30年以上にわたり、様々な職務経験を重ねながら「出世」してゆく大組織サラリーマン人生は、VUCAの時代、そして人生100年時代で、本当に「幸福」なのでしょうか!

長いサラリーマン人生では様々な時代を経験し、複雑でセンシティブな人間関係のなかで、我慢と忍耐、努力と工夫、そして縁と運が折り重なりあって「サラリーマン人生模様」が作られてゆきます。

そして50歳を超える頃から、経営側にシフトされる方々以外は、次の世代へのバトンを渡す次期を迎え60歳には定年!
その後は、定年後再雇用で65歳まで嘱託社員として、現役時代の報酬とは別体系で、かつての部下の「部下」として籍を置く事も。

仮に65歳まで「雇用」されたとしても、残りの人生30年以上の時間をいかに生きてゆくか!

大手有名企業(だけではありませんが...)での現役時代の仕事とは、組織に「雇用」され、組織の発展の為に、組織の掲げる「ビジョン」を社会顕在化させるべく、「社員」として、組織に滅私奉公してゆくもの!との思い込みがあるように感じます。

でも、組織を卒業した後は、自分が「奉公」してきた組織の働き方のベテランであっても、「自社外世間の」経験がないと、ライフシフターオールドルーキー」状態に!

「オールドルーキー」でも、『適応力』があれば、自然体で風向きを読む事ができるもの。

私は、現役時代の「副業」の意義とは、自身が雇用されている組織以外の社会温度を体感したり、外世間の「価値観」や「ワークスタイル」を経験する事で、オールドルーキーとしての『適応力』や『ダイバーシティ意識』を体得してゆく事!
だと思います。

ライオンが導入する制度は、人間誰もが迎える中高年なってからの社会的「自立意識と適応力」を、現役時代に養える制度を会社側から提供するものです。

まだまだ賛否のある制度かもしれませんが、私は、これからの日本社会にとって歓迎されるもの!だと思います。

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