見出し画像

「コロナが変える社会」その13 『単身赴任』『一般職』『非正規社員』という働き方が無くなる社会に!

仕事第一主義の価値観は、『家族との暮らし時間価値』<『仕事奉公価値』が常態化し、仕事の為なら家族離れ離れの暮らしもやむ無しとのサラリーマン社会の「常識感」 つまり、辞令一つで転勤命令! 
辞退すれば出世街道から外されるかも⁉︎との想いから、家族生活を犠牲にしても「仕事」優先の社会意識。

私自身、計らずともスクウェア・エニックスの米国現法での2年間は「単身赴任」(本音は人生で単身赴任の選択肢は無かったのですが...!)を経験し、今振り返ってみると複雑な思いが去来します。2人の娘が就職と受験期にあたり、やむ無く単身赴任しましたが、妻への精神的負担や日々の生活責任を全て託してしまった事は、感謝と共に謝罪の気持ちがあります。

コロナは単身赴任制度に一石を投じました。
添付記事にあるように、カルビーの英断は、これからの組織社会の意識変化を象徴していると思います。

また、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が一般職を廃止する!との日経記事にも、コロナ禍が影響を与えた「働き方変質」の一つだと思う次第。
「一般職」の制度を廃止する意味は、「労働」の意味を再定義し、雇用者側都合による職責と職務格差を平等化する事で、仕事の「区別」はするもの「差別」が無くなることに。

「派遣社員」も同じです。
「派遣」は補助業務や雑用を担う「人材」で『人財』に非ず!なのでしょうか?

『ハケンの品格』スーバー派遣社員 大前春子が13年ぶりに戻ってきました。
決め台詞の一つ「お時給分はしっかり働かせていただきます」と言いながら、やる仕事はクリエイティブワークです。

この意味は、私なりに解釈すると、「働く」とは、限られた時間の中で、どれだけ集中かつ創造的に価値を生む仕事をするか!
正社員も派遣社員も差別なく「価値創造」をしてゆく「場」を創出するかが問われるはずです。

でも『派遣の分際で....責任取れるのか!』なる台詞ありますよね。
「責任」とは何なんでしょうか。真剣に考えてみることも必要です。
私は、補助業務や雑用は派遣に任せて『価値を生む仕事(と言ってもできているかは⁉︎ですが)は正社員の役割という、バイアス意識を変えてゆく機会こそ今ではないかとは感じています。

派遣社員システムができた日本産業の歴史を振り返っても仕方ありません。
派遣社員は正社員と同じ人間です。
人間の持つ力を、存分に発揮する事ができる社会創りをしてゆく事こそが大切です。

コロナは、非正規社員の在り方についても一石を投じてゆくと思います。

働くを再定義し、契約形態に関係なく「働くを楽しむ」場つくりが始まります。
 

コロナ休業を正規補償:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60811990V20C20A6EE9000/

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200625/k10012483571000.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?