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スマートエイジング


幸福人生デザインの実践手法 
ライフシフト2で問われているものとは

全ての人間は、生きている限り、毎年1歳ずつ暦歳をとります。
今20歳の若者も、40年後には60歳になりますし、今66歳の私自身も、あと10年後には76歳になります。

一年という物理(宇宙)時間単位を基準に、人間は「加齢」してゆきますが、「物理時間」の流れと「意識時間」の流れは必ずしも同じものではありません。
ライフシフト2においても示唆されているところです。

「エイジング」は、生物としての寿命時間の中で生きてゆくことであり、『スマートエイジング』の意味は、スマート(=格好よく=生き生きと=幸せ)に人生の意識時間を送ってゆく事を意味します。

社会では、60歳を超えると(今の時代は70歳くらいにシフトはしていますが)、組織勤めに区切りをつける「定年」となり、現役世代から卒業し「老齢期」に入るようなイメージや思い込みがあります。

「老齢年金」「老人ホーム」...
「老」は人間の宿命ですが、「老齢者」という意識と「高齢者」と呼ばれる意識は異なるものと思います。
「老」をマネジメントして「高齢者」として社会と繋がる機会を創り出すことが大切です。
また、「意識時間」は自己コントロールできるものです。

「歳とったなぁ!」と思うか「まだまだ若い!」と思うか、もちろん程度はありますが、スマートエイジングにおいては、意識時間を大切にする事も大切です。

「スマートエイジング」(徳間書店刊 2018/2)の著者である村田裕之東北大学特任教授は、『人生100年時代を生き抜く10の秘訣』との副題で、『老』のマネジメント手法と『ライフシフト』の実践手法について提言されています。

この本を読みながら気付いたことがあります。
私が取り組んでいる「一般社団法人日本ライフシフト協会」、HLD LabやAgeless Life Clubの活動は、リンダグラットン教授の「ライフシフト」に著されている「マルチステージ人生の理念」を意識に置きつつ、「スマートエイジング」の実践が大切!との思いです。

健康でありたい!

ウェル・ビーングでありたい!

ワクワクして人生を送りたい!

との想いを実践してゆくプラクティカルな手法である「秘訣」を解いている内容は、とても刺激を受けます。

『ライフシフトデザイン』にスマートエイジング手法を織り交ぜた取組をしてゆきたいとあらためて感じています。

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