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テレパシーコミュニケーショ術 その7


「ノンバーバル・コミュニケーション」と「共鳴・意識同化型コミニケーション」のステージへ!

チームワーク力を向上してゆくには、メンバー間の「ツーカー意思疎通」ができるよう「相互コミュニケーション術」の深化が欠かせません。

コミュニケーションは「対話」が基本ですが、言葉での会話だけを意味するものではありません。ノンバーバルコミュニケーションの領域です。

例えば、相手が同じリアル空間に居る場合には、存在そのものがノンバーバルコミュニケーションの始まりとなります。
相手を知っているかいないかにかかわらず、人と人が一緒に居るだけで、「無意識でのコミュニケーション環境」が生まれます。
朝、通勤電車に乗れば、知らない人々が同じ電車空間に乗り合わせています。
お互い知り合いではない「他人」であり下車すれば、どんな人だったかも忘れてしまいます。でも、同じ空間に居る間は、お互い無意識のうちに「存在」を感じています。

私たちは、「他人を見る目」と「知り合いを見る目」を無意識のうちに区別しています。
知り合いは「味方」であり、他人は「敵」とは言いませんが、そうした感覚を持ってしまうものです。

逆の見方をすれば、他人から見られている自分と、知り合いから見られる自分、の印象は異なります。
組織社会でのコミュニケーション&チームビルドスキルで大切なもの!
それは、あまり話した事のない人たち、又は全くの他人社員たちからの「見られ方」を意識しておく事です。

「他人社員」があなたを知る手掛かりは、あなた自身に関する間接的な社内風評(うわさ話等)や、あなた自身を見かけたときの雰囲気とオーラ(気)!
つまりノンバーバルなコミュニケーションにあります。

以下は、私が考える具体的なノンバーバルコミュニケーションポイントであり、チームビルドを演出してゆくのに自覚しておくべき「対話」の伴わないコミュニケーションスキルアップポイント10箇条です。
「テレパシーコミュニケーション呼吸術」ともいえるものです。

1.常に笑顔を絶やさず(真剣な話しをしている時は別ですが....)人と接する意識

2.清潔感を醸して

3.自分の個性や組織風土にマッチした爽やかでスタイリッシュな服装と着こなし

4.さりげない親切心と思いやり

5.嫌な事を率先して行動する態度

6.周りを和ませたり明るくする振る舞い

7.姿勢(真っ直ぐ前を向いて背筋を伸ばす)を正す意識

8.時間意識(出勤時間や約束時間の遵守)

9.豊かな表情

10.自制心

こうしたことを積み重ねてみると、チームメンバー同士の「心の絆」を醸成する事ができ、信頼関係を築いて揺ゆけるようになるもの。
そうすれば、目配せだけで意思疎通ができる「テレパシーコミュニケーション」でのチームワークができるようなってきます。

そして、さらに高度で難しいゾーンは遠隔地のチームメンバー間の「テレパシーコミュニケーション」ですが、このレベルになると、ノンバーバルの領域だけでは対処できません。
ではどうすれば良いのでしょうか。

私のアプローチ法は、チーム(プロジェクト)メンバー間で、メンバーが携わっている「仕事の意味と方向性」を相互認知・理解(レベル合わせがなかなか大変なのですが…)をした上で、ミッション遂行に対する『共鳴』の場を創り出します(共鳴ピラミッドの考え方が参考になります:下記参照)

「共鳴」は時間経過と共に劣化(退化)してゆくものです。いかに持続させてゆくかが課題ですが、私はチーム内のミーティング(会議)こそが、共鳴状態をサステナブルにする時間であるべきと考えています。
「報告・連絡・相談・指示・情報共有」目的の会議も必要ですが、そのあとにいかに行動を誘発させて「価値」を創出してゆくクリエイティブアクションに繋げられるかが重要です。

共鳴状態を持続させてゆくと、チームメンバー同士の「意識が同化」してゆきます。
「意識の同化」とはバーバル、ノンバーバルコミュニケーションとは異なる「阿吽のコミュニケーション」が出来る世界です。

別な言い方をすれば、個々に都度都度指示を受けなくても自律(立)的に行動してゆけるチームとも言えます。
このコンセプト組織が「ホラクラシー」組織であり、このチームをDAO化してゆくと『テレパシーコミュニケーション型自律(立)組織』ができます。

-続く-

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