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「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノート その63 IoTを使いこなしてライフスタイルを見える化する試みシリーズ

このシリーズでは、最近のバズワードとなっているIoTやAIそしてBigdataと言ったテクノロジーが、これからの働き方やワークプレイスをどのように変えてゆけるのか!

また、エイジレスワーカーとして、これらをいかに使いこなし社会「場」の価値を向上させてゆく事が出来るかについて考察してゆきたいと思います。

最初のテーマは「IoTとワークスタイルの見える化!」

今やIoTやOpenstackのクラウドテクノロジーが想像していた以上に早いスピードと勢いで進展しています。
コロナ社会がもたらしたリモートワークスタイルが拍車をかけています。

IoT、つまりInternet of Thingsなるテクノロジーは、情報システム部門の専管事項のように思われがちですが、いかに利活用するかについては「場」つくりにも大きな影響を与えることから、総務FM部門やチェンジリーダーにとっても重要な関心事項と認識すべきでしょう。

私が目指すIoTワークプレイスの基本構想は、「暮らしと働き方の見える化」です。

世の中に存在する膨大な情報を収集し、使える情報に適時加工する事で、暮らしや仕事に利活用してゆく環境が整いつつあります。

センサー技術やネットワーク技術、そしてビッグデータ解析技術等の専門領域のエンジニア集団と、そのシステムを利用する側の専門家集団が協創してゆく環境が整えられてきており、これからの課題は、いかに有効な利活用の具体的方法を考えてゆくか!のステージに入ってきています。

働く人々の「健康の見える化」、そしてワークプレイスに於ける「働き方の見える化」つまり、行動・活動の状態やコミュニケーションレベルを客観的に捉え、価値創造プロセスが上手く機能しているかを可視化する試み、更には、働いている人々の「幸福の見える化」つまり、エンゲージメントレベルを可視化する試みは、様々なテクノロジーにより実用化に向けた研究と開発が進んでいます。

例えば、総務人事部門の関心事は、ナレッジ・ワーカーの心身のコンディション管理、勤怠管理、人材育成、エネルギー管理、空調コントロール、採光コントロール、Co2管理、在館者管理、入退室管理、清掃管理...etc
とIoT環境を構築する事により、飛躍的にオフィス「場」の管理や在館者マネジメントのレベルを向上させることができるようになります。

具体的には、3Dセンサーを活用した空調コントロールや、在館者(オフィス内に在室している人)をリアルタイムで把握できたり(災害時にも使うます)、ビルメンテナンスやエネルギー使用状況等の情報がリアルタイムで把握できる「ワークスタイルの見える化」が促進できるようになります。

私は、FMの未来図にIoTは必ず重要な関わりを持ってくると思います。
これからの総務FM部門は、ユーザー視点で、IoT等開発に携わっているメーカーやサービスプロバイダーに「いかに使うか」を意見出来るように知識レベルを上げてゆく事が必要です。
このシリーズでは、総務視点での具体的な提言を行なってゆきたいと考えていますが、エイジレス・チェンジリーダーにとっても大切な視点です。

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