【思考法のいろいろシリーズ】 その2 「システム思考」で「場」つくり!  - 氷山モデルの実践-

今日は「システム思考」を紹介します。
以下「チェンジ・エージェント社」のサイトから一部引用します。

-Quote-

『システム思考は、複雑な状況下で変化にもっとも影響を与える構造を見極め、さまざまな要因のつながりと相互作用を理解することで、真の変化を創り出すためのアプローチです。

問題の見えている部分を近視眼的・表層的にとらえるのではなく、全体像をさまざまな要素のつながりとして理解し、本質的な原因を見通して、他の分野や将来に悪影響を及ぼさない、最も効果的な解決のための働きかけを考えます。

システムに働きかけるとき、システムには独自の目的やルールがあって、それらを勘案せずに施策を行ってもシステムはたいていその施策に対して「抵抗」します。
システム思考は、この抵抗を予期することで適切に対処し、広がりのある働きかけを意識して解決策をデザインすることを目指します。

また、問題が起きたとき「外部環境がわるい」「あのひとのせいでああなった」など外部や他者に原因があると考えがちです。

実際には、同じ環境下でもよりよく行動する組織や人も多く、また、特定の人間関係もその相互作用が生み出すものであることから、自分自身がどのようにそのシステムの一部となっているかを認識することが大切です。

自分たちとのつながりを探り、自分たちが与えている影響や、働き掛けを考え、自ら望ましい変化を創り出していくことができるようになります。

システム思考を修得することによって、真の解決策を創り出し、変化を加速することができるようになります。

システム思考は、目の前の問題が実はどのような要素のつながりで起こっているかを考えることができるだけではなく、部門内・部門間・社内外のコミュニケーションにも大変役に立ちます。

-Unquote-
詳しくは
https://www.change-agent.jp/systemsthinking/approach.html
を参照下さい。
*氷山モデルの解説も参考に!

全ての物事や事象には、表面からは見えない様々な事情や思惑が複雑に絡み合っています。

「社会現象」の根幹には、人間の意識・無意識の構造とも言える「メンタルモデル」なる概念を知っておくことが必要です。

メンタルモデルは、認知心理学での概念で、人が「モノやヒト」に対して抱くイメージ...とでも言うのでしょうか。
「これは、こういうモノだろう」とか「このヒトは、こういうヒトだろう」と心のなかで思うことです。

人間集団においては、一人ひとりが固有のメンタルモデルを持っていますが、メンタルモデルの一部を「集団同化」させる事で、合目的的な「チーム」「組織」や「社会」を一定な範囲で、自律的ポジティブスパイラル状態にコントロールしてゆくことができます。

「場」つくりに大切な戦略的「技」の一つです。

「システム思考」を活用して、集団を「同化」させ、組織力を高めてゆくのに必要な要素は、

・楽しさ
・興味
・希望
・期待
・承認(自分の事を認めてもらうこと)

そして、何よりも大切な要素は
「幸福感」
といった、極めてベタなものです。

「人」の想いを知り、それぞれ「人生」に配慮し、組織の職位やヒエラルキーにとらわれず、人として相互に尊敬し合える「場」を作ってゆくことが理想社会!だと思う日々です。

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