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体系的「場」つくり理論シリーズ その36「自覚力」を高める『健康の見える化』テクノロジー


Apple WatchのECGソフトに採用されているAliveCorは、元GoogleのVic GungtraがCEOのスタートアップ企業です。 
心電図が計測できる機能もあり、『健康の見える化』テクノロジーがまた進化しました。
私も使っています。

今回は、このような『健康の見える化』テクノロジー最前線を「ば」つくりに活かすべくいくつかご紹介してみましょう。

私は、幸福感を持って生きてゆくのに最も大切な要素は『心身の健康』を整え維持してゆく事と思っています。
ストレス社会を生き抜いてゆくには、心身の健康が不可欠ですが、私たちは、自分自身の健康状態を知る手立ては、医療機関や人間ドック健診などによる「健康診断」で定期的(通常ば年1-2回でしょうか)に健康状態を知るしか方法がありませんでした。

私自身、毎年人間ドックでの血液検査やCTスキャン、バリウム検査の結果を見て、自分の健康状態を知るのですが、67歳ともなると年1回程度の検査では 健康状態を維持してゆくには少々心配になるもの!

日頃の「健康管理」は、自覚症状が出れば意識できるものの、そうでない場合、つまり、無意識のうちに身体の状態が悪くなりかけていても、「自覚」出来ず無理している事があるのでは!との想いです。
健康状態を知る手掛かりとして、血液検査、血圧・脈拍検査、心電図、レントゲン撮影、バリウム検査、眼圧検査、視力・聴力検査、尿検査、検便、医師による聴診器等診断、fMRI・CT検査....etc
といったところは良く知られているところです。
どれもセルフケアするには難しいものが多いですし、中でも、血液検査は注射針を刺して「採血」しなけらばならず、痛みを伴う検査は嫌なものですよね。(医療行為となることから誰でもできるものではありませんしね!)

 ですが、最近、「非侵襲脂質計測器」つまり、採血せずに血液検査ができる機器が開発されています。
北海道大学のベンチャー「メディカルフォトニクス」が開発した非侵襲方式の脂質計測器です。
通常、脂質を検査する場合、医療機関で採血を行い、その血液を分析するのが一般的ですが、同社が開発する製品を用いれば、肌の上に機器を装着するだけで、血中の脂質の検査が可能になるのです。

同社のコア技術は、北海道大学・清水孝一教授が研究していた、光を用いた生体の診断技術です。
液体に一方向から光を当ててのぞきこんだ際、その液体に含まれている物質の量や種類によって、光は散乱し、ぼやけて見えるそうです。
同社の脂質計測器では、生体にLEDで光を当て、その散乱度合いをもとに脂質を計測するもの。
この計測器で効果的に計ることができるようになるのは、動脈硬化や心筋梗塞になる危険性が高まる「食後高脂血症」。

食後、一時的に血液中の中性脂肪の値が上昇するこの症状は、(主に食事を制限したタイミングで)1回採血をするだけというような通常の健康診断では発見が難しいとの事。
もし症状を判断したければ、食前、食後○時間、というかたちで数時間内に複数回の採血が必要になり、体への負荷も大ききなります。
同社の脂質計測器であれば採血の必要がないため、手軽に食後高脂血症の測定ができるのです。

このテクノロジーのほか、採血せずに血液検査ができる方法があります。
アメリカ・ウィスコンシン州のスタートアップ企業「Tasso」が、無痛の採血方法を開発したもの。
「HemoLink」は、針を使わない血液採取器です。皮膚にあて、その部分に小さな真空状態を作り、毛細血管から血液を吸い出すという仕組み。血糖値やコレステロール、癌細胞の検査に必要な血液量は約0.15ccだそうですが、「HemoLink」 はこれを無痛で、しかもたった2分で行ってくれる画期的な器具です。

また「脈波」を測定するイヤホン型センサーを開発しているSalstek
https://salustek.com/
音声の測定で健康情報をセンシングするサービスを提供するPSTと日立システムズ!

https://medit.tech/pst-collaborating-with-hitachi-systems-in-involuntary-reaction-analysis-technology-of-vocal-chords-test-introduction-to-kanagawa-prefecture-staff/

冒頭のAliveCor 
https://www.alivecor.com/

このように「健康の見える化」を簡単にできるテクノロジーとサービスを知っていると健康の「自覚力」を高めるきっかけにもなると思います。

テクノロジーの進化は、止まりません!
私の健康「場」つくり、その先を見据えた幸福社会創りに活かしてゆきたいと考えています。
但し、自分自身肝に銘じている事があります。
こうしたテクノロジーは倫理観を持って使う事です。
あくまでもセルフバイタルチェック&フィードバックが基本。
第三者が、恣意的に超個人情報であるバイタル情報を『悪用』することは許されません。
幸福な社会つくりの基本ですね😊

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