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『教育』の在り方を考えています。



社会では「人材育成」が問われ、国からも多種多様な補助金や助成金のプログラムが提供されています。
厚労省が管轄する2024年度の「人材開発支援助成金」には645億円の予算がとられています。
いくつかのプログラムがありますが、「人への投資促進コース」では、デジタル人材の育成などが対象となっています。

こうした人材を育成する目的は、企業等組織の価値創出の源泉である「人間」の能力を高めて、組織生産性やイノベーション力を向上させ、企業価値を高めてゆく(収益の安定化と拡大)ことにあります。

日本のパワーがかつてほど発揮できていない時代に、企業力を高めるべく人材能力を高めてゆく「人材育成」は重要であり、そのための「教育」プログラムとして研修を提供する流れは首肯されます。

でも、「人材育成」の本質とは何か!の視点を見過ごしてしまっては「残念な社会」(私流の言葉ではわくわく出来ない社会)となるリスクあるように感じます。

私の持論なのですが、人材育成の本義は、私たち人間一人ひとりの「人生価値の最大化」に向けた自立(自律)意識を醸成し、自分自身で「人生をデザイン」してゆける能力(意識)開発と、誰もができるようにUXを考慮した「コツ」を伝授し気づかせてゆく「教育」と思う次第。

教育は教え育む事! でも、社会意識のアンコンシャスバイアスの一つは、教える(teaching)事が「教育」とととらえられ、「育む」、言い換えれば、自分で考えながら、人間相互の交わりのなかでトライアンドエラーを繰り返して、事の本質を感受し「修得」してゆくプロセス!が十分ではないこともあるように感じます。

「人を育てる」人材育成だけではなく、「人が育つ」人的資本価値の成長に向けた『教育』の在り方を問いかけてゆきたいと思っています。
今月ローンチさせる『Happy Planet Earth Project』では、人間力と人間資本価値の価値向上化に向けたプログラムを提供してゆきます。

https://carigaku.mhlw.go.jp/jyoseikin/?

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